夜だったしこんな時間に?とか思ったけど、
会いたくないとかそういうことの前に
40分も外にいたのかってのに驚いて
慌ててマンション降りた
一週間ぶりの外だった

よう、ま、松永?って
恐る恐る声かけたら
笑いかけることもせず真顔で
「いきなりごめん、なんかお前と話したくなった」
って言ってきた
えーいや俺とあんま話したことなくねって
苦笑いして、間がしんどすぎてつい
「え、家入る?散らかってるけど…」
ってゆってしまった
いいの?って聞かれたから
オタク部屋公開処刑
アニメイトみたいだねって言われた
会話がろくに続かずコミュ障発揮してたら
松永が口を開いた
「俺、こないだ祭りがあって
その時に酒飲んじゃって、酔った勢いで
周りの奴らに、お前らなんか友達じゃないって
言っちゃったんだよね。
後日謝りに言ったんだけどさ、
上辺でしか許してもらえなかったわ。
あんなに仲良くても、一瞬で壊れるんだなーって
思った、俺が悪いんだけどね。」
そんな話をされても、
俺はへーとかそうなんだとか
気の抜けた返事しか出来なかった
「まあでもお前のが辛いんかな。
死のうとするくらいだもんな。」
いきなり言われて頭が真っ白になった
焦ったのと怒りと悲しいのと
色々でてきて、
そんなこと言いに来たのかよって
その場にうずくまった
そんで、死にたいって言った