帰って何日かはずっとそのことを考えてた
ちなみにいつからって聞いた時
中二からって言ってた

俺はどうしたらいいの?って思った
聞かなきゃよかったと本気で思った
気持ち悪いとか男とか
そういう問題ではなくて、そういう問題がないわけでもないけどそれよりも
中二の時から俺のことがすき
つまりずっと
俺が憧れてた、近づけたと思ってた
親友だと思ってた気持ちは
なんだったの?って。
あいつは俺のことが好きだから
だから優しかったの?
だからそばにいたの?
俺とは同じ気持ちじゃなかったんだ
やっぱ友達じゃなかったんだ
って考えるようになった
家族みたいな存在で、親友で
やっと胸をはって、友達といえる存在だと思ったのにって
そればっかり頭の中をぐるぐるしてた
俺にとっては恋人なんかよりずっともっと大事な好きだったのかもしれない

それから俺たちの世代が社会人や
大学になるまで、あまり秋とは
関わなかったし、あの日以来、
なんとなく秋もそれを察して連絡してこなかった