可愛さをアピールしながら萎え

二次AB
Bは悪役で本編では一貫して救いようのない悪人だが最期に一瞬良心を見せそのまま退場
所謂哀しき悪役で幼少期に親を殺され歪んだことが死ぬ直前に明かされる
Aの仲間の一人であるCは子供の頃にBに親を殺されていてB絶対殺すマン
「Bの生い立ちは可哀想でも許すことはできない」というのが原作の仲間の総意
その小説は本来死ぬところだったが瀕死の大怪我で生き残りAたちに保護されるBというifだった
Aたちとの交流で良心の呵責に苦しみながらも人間らしくなって行くBにこんな可能性もあったかもなと萌えていた
最初はそこそこ塩対応だった仲間たちだが話を重ねるごとにBに甘くなっていき最終的には
「幼少期にそんな壮絶な体験をしたら歪んで当然だし生きる為に多少悪事を働いたり人を殺しても仕方ない」みたいな扱いになっていた
それなら同じ境遇で真っ当に生きてるCはどうなるんだとかそもそもCの親を殺したのは生きる為でも何でもないし……とモヤモヤしながら読んでいたが
そのC本人が「俺も小さい頃に親を殺されて苦労してきたから分かる。今までよく頑張ったな」と言ったのは流石に無理だった
これが遠まわしな皮肉ならエッジ効いてるなと思えるがその後の文章からしてもそうではない
作者はこの言葉をCからBに言わせることに何も思わないんだろうか