筆者作成
 NPB→MLB→NPBと「1往復」した38人中、上原浩治(読売→MLB→読売)のように
メジャーリーグの直前と直後にプレーした球団が同じ選手は19人、違う選手も19人だ。ちなみに、中村紀洋(大阪近鉄→MLB→オリックス・バファローズ)
は前者に数えた。「2往復」の2人を含めても、半数ずつは変わらない。木田は同じ球団(1往復目)と違う球団(2往復目)、岡島は違う球団と同じ球団だ。

 違う球団へ「戻った」19人の行き先は、阪神タイガースが最も多い。伊良部秀輝(千葉ロッテマリーンズ→MLB→阪神)、
城島健司(福岡ソフトバンクホークス→MLB→阪神)、福留孝介(中日ドラゴンズ→MLB→阪神)、建山義紀(北海道日本ハムファイターズ→MLB→阪神)、
西岡剛(千葉ロッテ→MLB→阪神)の5人がそうだ。来シーズン、牧田が一軍で投げると、
東北楽天も阪神に並ぶ。藪恵壹(阪神→MLB→東北楽天)、松井稼頭央(西武ライオンズ→MLB→東北楽天)、岩村明憲(東京ヤクルトスワローズ→MLB→東北楽天)、
斎藤隆(横浜ベイスターズ→MLB→東北楽天)に続き、5人目となる。読売は、岩隈が一軍で登板しても、小林雅英(千葉ロッテ→MLB→読売)に次ぐ2人目だ。