エイズ予防CMでコンドームがテレビ初登場




 コンドームの使用を促進するためのエイズ予防公益CMがテレビに初めて登場する。

 疾病管理本部は30日、韓国エイズ退治連盟と共に10月1日から1か月間、エイズ予防のためにコンドームの使用を促進する内容の公益CMがMBC、YTNなどのチャンネルを通じて放送されると明らかにした。

 コンドームのCMがテレビに登場するのは史上初めて。

 このCMは40秒間、若い男女のスパイが、スパイ作戦を繰り広げながら対話するという内容で構成されている。

 内容は「1981年に韓国で初めてエイズ発見、世界のエイズ感染者4000万人、6秒に1人ずつ増加、韓国では毎日1.7人ずつ発生、予防対策はコンドーム」という会話が交わされる。最後に「韓国もこれ以上エイズの安全地帯ではない」という字幕で終わる。

 疾病管理本部のコ・ウンヨン研究官は「字幕の前にコンドームの実物を出そうとしたが、MBCの担当者が難色を示したため実現しなかった」とし、「まだ地上波放送ではコンドームを映すのは難しいようだ」と話した。

 しかしYTNなどケーブルテレビ局はこれを許可したことから、コンドームの実物を出したCMを別途に制作することになった。

 疾病管理本部はまた、コンドーム購入時の拒否感をなくすよう、コンドームの韓国語を公募することにした。

 10月の1か月間、インターネット(www.aidsinfo.or.kr)を通じて受け付けられ、最優秀賞には賞金100万ウォンが贈られる。

 研究官は「コンドームは現在、一部の大学生の間では“シボ(種(シ)を入れる袋(ポジャギ)の略)”と呼ばれている」とし、「今後、コンドームの名前を大衆化するため、韓国名を公募することにした」と話した。