バイブを一本始末した

ハサミとドライバーで出来る限り解体した
塊状の塩化ビニル(ゴム?)と、ギアとギアボックス、電池ケースと、芯棒、銅線
あとモーターが二つ

竿がスイングしなくなっての破棄
解体してみたら銅線の1本のハンダが剥がれてて、1本はぶっつりと切れてた
ケースのネジを外してギアの姿が見えた時は、こんなものが膣の中に入っていたんだなと興奮した
ギアとモーターを手にして興奮したのは、小学生の時に少し触ったミニ四駆以来だと思う

塩化ビニルだかゴムだかの外表をジャキジャキ切るのは
プリプリのうなぎをブツ切りにしているようだった
先端の顔が仏像のような造形だったので
ハサミをいれる時には思わず手を合わせた
切る感触がとても楽しく、瞬く間にそれが竿状であったとは思わせない形状になった
ハサミで何かを切るのにこれほど熱中したのは、
それこそ幼稚園のときリカちゃん人形の髪の毛を切って以来だろう

半透明のビニール袋に残骸を分別して詰めた
最後に使ってから洗ってないが、このままマンションのゴミ置き場に出すつもりだ

ゴミ収集の人、夜な夜なゴミ置き場に金属を漁りにくる人
どんな顔をしてこのゴミを見るのだろうか
何も気付かずに持っていくのだろうか
それとも生臭い匂いがして気付くだろうか

もう一本手元に残された愛棒も解体したい
そんな衝動にかられる