60代〜:
同世代は孫ができ、息子や娘夫婦に見守られながら夫婦で幸せな人生を歩んでいる。
しかし自分には面倒を見てくれる子供も、たまに孫を連れて帰ってきてくれる子供も居ない。
唯一の身内だった母が長い闘病の末亡くなったが、経済的理由もありカードローンで30万円借りて自分だけで直葬を行うのが精一杯だった。
この世で自分を大事にしてくれる人はもう誰も居ない。この世に不必要な存在だという孤独と絶望。
強がってわがまま言ってきた結果のこれが、自分の望んだ人生だったのか・・・。


終末:独居住宅で孤独死。葬式を出してくれる身内も居ないまま共同墓地で無縁仏となる。