【妖怪】人間以外の女の子とのお話30【幽霊】

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0001名無しさん@ピンキー2012/09/22(土) 15:58:24.15ID:RbXGV34Y
オカルト・SF・ファンタジー、あらゆる世界の人間以外の女の子にハァハァなお話のスレです。
これまではオリジナルが多いですが、二次創作物も大歓迎!
多少の脱線・雑談も気にしない。他人の苦情を勝手に代弁しない。

<前スレ>
【妖怪】人間以外の女の子とのお話29【幽霊】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308262517/

<保管庫>
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
 →「オリジナル・シチュエーションの部屋その5」へどうぞ。

0145『はっぴぃ☆はろうぃん』(後編)2013/11/12(火) 14:27:32.74ID:wWALP1AT
 嗚呼、2、3歳年下の可愛らしくて保護欲をそそる女の子にこんなコトを言われて自制心を制御できる男がいるだろうか。
 もしいたら、その人はたぶん聖者になる資格があるだろう。
 「うん、そのお願い、承った。こちらこそ、よろしくお願いします」
 根が真面目な彼らしく、そう言うと、パルの唇をとらえて軽くキスし、パルが驚いている瞬間に抱き寄せる。

 少女からの抵抗はなかった。
 そのことを受諾と解して、フリエンは再度、今度はよりディープな口づけをする。重なった唇の隙間から、舌を忍び込ませ、少女の愛らしいピンク色の舌と絡め合う。
 生まれて初めての異性とのキス……なのは、男女双方とも同じだが、仕掛ける側と受け身になっている側の差異か、使い魔より主の方が幾分精神的余裕があった。
 くたりと力の抜けた少女の身体を抱え直し、腰からお尻にかけて手をすべらせる。
 滑らかな衣装ごしに、未成熟な──けれど、確かに「女」の性を主張しているボディラインと、その柔らかな手触りを堪能する。
 そのままベッドに押し倒すと、抵抗を受けることもなく、少女の服を脱がせることができた。
 下着姿にしたパルに、改めて二覆いかぶさる。外見年齢のせいか、さすがに胸の辺りは控えめだが、その無垢ないとけなさも愛しい。
 「マスター……っ」
 仕様年は、少女にキスをくり返しながら、その下着もゆっくり取り去り、完全に裸にする。
 「…………っ」
 パルは真っ赤になって、ぎゅっと目をつむっていた。
 (ヘン、だよぅ……アタシ、本当はコウモリなのに……この姿は仮のものなのに……マスターに裸を見られるのが、たまらなく恥ずかしい)
 そのクセ、「この人になら、全部見られてもいい!」とも思うのだ。紛れもなく、KO-Iと呼ばれる一過性の発情症候群の賜物だろう。

 そんなコウモリ少女の想いもいざ知らず、フリエンは彼女の白いうなじやちょっぴり尖り気味の耳朶、形のいい鎖骨、うぶ毛すらない脇の下など、身体中に丹念に唇を這わせる。
 「やっ……ます、た……そこ、ダメ、ですよぅ……」
 「ん〜? そこってどこかなぁ」
 軽くトボけつつ、さらに脇腹やオヘソ、その下……ときて、今度は、太腿から膝小僧、ふくらはぎへと移動する。
 「あぁっ……そんな、っ……マスタぁっ……」
 無論、意図的に胸と陰部は避けているのだ。

0146『はっぴぃ☆はろうぃん』(後編)2013/11/12(火) 14:28:20.55ID:wWALP1AT
 「言ってごらん、パル。どこを舐めてほしい?」
 この少年、涼しい顔して、意外にいじめっ子だったらしい(好きな娘限定)。
 人型になって生じた恥じらいと、同じく人の身体に伴って得た性的快楽。
 ふたつのせめぎ合いにより、一瞬葛藤した後、少女は「相手が大好きなマスターだから」という大義名分があったこともあり、全面降伏する。
 「お…オッパイも、お願いします」
 「オッケー♪」
 了解の言葉も終わらぬ内に、可憐な蕾の片割れを唇でついばむ。
 「ひゃうんッ!!」
 思わず、ビクンと身体を跳ねさせるパル。
 もう片方は指先でクリクリ摘みながら、まさしく「イイ笑顔」を浮かべながら、少年はさらに少女に問うた。
 「胸(オッパイ)だけでいいのかな?」
 さわさわと太腿とヒップを軽く撫で回して焦らす主の行為に、使い魔も顔を真っ赤にしながら答える。
 「ああぁっ! 下も、下の方もお願いですぅ」
 「うん、素直な子は大好きだよ」
 耳元で囁くと、フリエンは少女の両脚の付け根に手を伸ばし、すでに盛大に湿り気を帯びた其処を指で弄る。
 「ひうぅんっ!」
 指先でぷっくりと小さな肉の芽が尖っているのを確認したのち、おもむろに少女の下肢を割り開いて、充血した陰唇に口づける。
 「はひゅッ……」
 それだけで言葉にならない声を出して身悶えるパルの様子を確認すると、さらに舌を動かし、ひたすらにピンク色の柔襞を砥めすする。
 本来は固く閉じ合わさっていただろう未成熟な割れ目は、しかし先程からのフリエンの愛撫でいくらか緩み、じっとりと蜜を分泌していた。
 その僅かな間隙に舌を入れて舐め上げ、あるいは、陰核をなぞり舌でつつく。

 「はっ……はっ………ま、ますたぁ……」
 パルが喜悦に潤んだ声で、彼を呼ぶ。
 未知なる快楽に翻弄された少女は、いつの間にか自らの意思で、その秘部に主の頭を押し当て、知らず快楽に身を委ねきっていた。

 「……ぷはっ!」
 フリエンは唇を離した。
 15歳にしては自制心の効いた少年の方も、実はもう限界だった。パルを犯したい、ひとつになりたくてたまらない。
 「……パル、君に入れたい。いいかな?」
 「………い、いれ……る?」
 朦朧として言葉の意味をつかみかねている少女が、意味をしっかり受け取るのを待つ。
 下穿きから取り出した怒張を、パルの秘部の上で揺らしながら、彼女の返事を待った。
 何がなんだかわからないうちに彼女の純潔を奪ってしまいたくはなかったのだ。
 「…………っ!」
 少年の強張った怒張の大きさにかすかに息を呑むパル。
 (う、ウソ……マスターのアソコって普段は此処まで大きくなかったはず……)
 しかし、同時にそんな風に大きくさせているのは自分の肢体(からだ)なのだということも悟り、誇らしさにも似た歓喜を本能的に感じるのは、小さくても「女」ということだろう。

 二呼吸ほど目をつぶったあと、決心したように思い切って、少女は両脚を大きく開いた。
 「──お願い、します」
 「うん。じゃあ、もらうよ、パルを」
 「はい……アタシの全部、もらっちゃってください!」
 彼女の意志を確認した後、先端部を「入り口」につける。
 ぬちゃり……と粘液がフリエンの分身の先を押し包む。
 「パル……行くよ」
 少年は、グググッと一気に腰に力を入れた。
 パルが息を飲む気配があったが、止まれない、止まらない。
 ギュッと堅く締めつけながらも、徐々に彼の陰茎を、少女の稚い膣が飲みこんでいく。
 やかで突きあたった抵抗の壁──パルの処女膜を、一瞬の躊躇いののち、フリエンは力まかせに貫いた。

0147『はっぴぃ☆はろうぃん』(後編)2013/11/12(火) 14:29:30.47ID:wWALP1AT
 「っく……い……痛っ……痛い、ですっ……」
  一気に貫通した後、我慢の限界を超えたのか、パルはポロポロ泣き出した。
 「パル、ごめん……僕だけ気持ちよくなって、ごめんね」
 なかば無理に押し通った少女の膣は、痛みに震え続けているが、その愛液と血がまざった潤滑液のぬめりは、それだけで少年の分身に絶え間ない快楽を与えてくれる。
 勤かなくても何分と持ちそうになかった。
 「マスター……ぅぅん、平気です。だって、アタシ、マスターとひとつになれたんですから……でも、ちょっとだけ、待っててください」
 パルは主にしがみついて破瓜の痛みが治まるのを持った。

 「もう大丈夫です。マスター、動いてください」
 しばしの後、パルは両手で主の身体をギュッと抱きしめながら、フリエンの耳元で囁いた。
 そんな使い魔の少女がいじらしくて──そして実際問題、溢れ出す性衝動を押しとどめるのが困難なこともあって、躊躇いつつもフリエンはゆっくりと腰を動かし始めた。
 「ああ……パル、君の膣内(なか)、すごく気持ちいいよ」
 「あ、アタシもです……マスター」
 彼女はそう答えたものの、目の端に涙が滲んでいるところからして、痛みのほうが強いのだろう。
 それでも、パルは笑顔を浮かべようとしている。その心遣いが限りなく愛しい。
 「パル、大好きだよ……」
 「! マスタぁ……アタシも大だいダーイ好き!」
 思いもよらぬ主からの言葉に天にも昇る気持ちになる使い魔の少女。
 たとえそれが、閨事につきものの睦言であってもよかった。
 少なくとも、そんな睦言を囁いてもらえるくらいには、主は彼女のことを女と見て接してくれているのだから。
 少女の心理状況を反映したのか、それともそろそ身体が牡を受け入れることに慣れたのか、彼女の下半身に伝わる刺激も痛みより快楽の方が大きく上回るようになってきていた。
 「んんっ……ああぁぁっ!」
 知らず声が漏れる。苦痛を堪える呻きではなく、悦楽のあまり堪えきれない喘ぎ声が。
 パルが漏らすソプラノの喘ぎ声を聞きながら、フリエンの動きがさらに加速する。
 眉間に皺を寄せていたいたはずの少女の顔には、いつしか蕩けそうなほどの甘い表情が浮かんでいた。
 甘い声を上げる自らの使い魔を抱きしめつつ、フリエンの方も限界が近づき、さらなるスパートをかける。

0148『はっぴぃ☆はろうぃん』(後編)2013/11/12(火) 14:30:01.35ID:wWALP1AT
 「いっ……んんっ……んくぅっ!!」
 剥きたてのゆで卵のような滑らかなパルの白い裸身が火照り、汗が滲んでいる。ふり乱した長い髪の隙間から見つめる視線が、幼い見かけに見合わずひどく艶っぽい。
 「パル……君は……僕のモノだッ!」
 その光景に、たまらなく独占欲と愛情を同時に刺激されたフリエンが、呻くような情念を込めた言葉を漏らしながら、目の前の少女を強く強く抱きしめる。
 一歩間違えれば「ヤンデレ」「ストーカー」にもなりかねないその執着/愛着も、けれど主をこの上なく慕う使い魔の少女からは、最上級の愛の囁きにほかならない。
 「ふぁあああっ……! も、ちろんです……アタシ、のすべては…マスター、の……フリエン様のものですぅ!!」
 パルの応えを聞くと、さらに動きを速めるフリエン。
 そして、年若い少年と少女の愛の営みは、唐突に限界を迎える。
 「くっ……パル、出すよッ!」
 「っはあっ…………あああ、あっ……」
 ──ドクン、ドクン、ドクン……ッ。
 始めて繋がったばかりの少女の処女地に、少年の白濁が注がれ、浸透するようにじんわりと熱い体液の感触が広がる。
 パルが熱い息を吐く。フリエンの精があふれるほど注がれるのを、胎内でしっかりと受け止めながら、半ば無意識に呟いていた。
 「……あぁ……熱い……気持ち、いい……」
 そのまま意識を失ってしまった少女を、少年はギュッと抱きしめ、自らも眠りに落ちるのだった。

 ……
 …………
 ………………

 「ふぇっ!? な、何でですか??」
 愛しい少女の──少々すっとんきょうな──声で、少年魔術師は目を覚ます。
 まだ眠い目をこすりながら、顔を向けると、すぐ隣で、全裸にシーツを巻き付けただけという刺激的な格好の少女が、何か慌てたような表情を浮かべているのが見えた。
 「おはよ、パル」
 「あ! ふ、フリエン様、おはようございます」
 最愛の主に向けてニッコリ笑顔で挨拶した少女だったが、すぐに不安そうな顔になり、フリエンに身を寄せてくる。
 「その……フリエン様、アタシ、ヘンなんです」
 「?? 何がだい?」
 「その……一晩経ったのに、元の姿に戻ってなくて」
 どうやら、使い魔の少女は、今の姿が硝子靴姫の如く一夜限りの仮初のものだと「思い込んで」いたらしい。
 あるいは、昨晩、あれほど必死になってフリエンを誘ったのも、「二度とないチャンス」だと思っていたからかもしれない。

0149『はっぴぃ☆はろうぃん』(後編)2013/11/12(火) 14:30:32.38ID:wWALP1AT
 「プッ……あのね、パル。君のその姿は、確かに本来のコウモリの姿とは異なるけど、同時に、それもまた君の姿形(からだ)に他ならないんだよ」
 「え……」
 「わかりやすく言うと、昨日の魔法は、単に一時的に人間化する術をかけたわけじゃなく、君という使い魔自体のレベルを上げて、人間形態になれる能力を付加したんだ」
 「──そ、それじゃあ、もしかして、アタシ、ずっとこの姿のままでいられるんですか!?」
 ようやく、少年魔術師の言葉の意味を理解したのか、使い魔の少女の顔に喜びの表情が浮かびあがる。
 「ああ、もちろん。それに僕としても、君にはその姿でいてもらった方がうれしいしね」
 「マスター! 有難うございます」
 歓喜のあまり、抱きついてくる少女の身体を受け止めつつ、少年は朝の習慣で充血していた下半身が、さらにたぎってくるのを感じていた。
 「はは……喜んでもらえたなら結構。でも、感謝の気持ちは、言葉じゃなく行為で表してほしいかな?」
 「ふぇっ!? 行為って……あっ!」
 下腹部に当たる強張りで、フリエンの言いたいことが分かったのだろう。
 「そねそうですよね。確かに、感謝の気持ちはキチンと形にしないといけませんよね」
 頬を染め、もじもじしつつも、どうやら嫌がってはいないようだ。
 「わかりました。誠心誠意、マスター(のココ)にお仕えさせていただきますっ」
 「うん、お願い。それと……その姿の時は、僕のことは名前で呼んでほしいかな」
 「はい、フリエン様♪」

  *  *  * 

 ──それからというもの、少年魔術師の工房には、小さなコウモリの使い魔に代わって、背中に黒い羽を生やした可憐な少女が、少年魔術師の助手兼メイド兼恋人として侍るようになったのでした。おしまい」

 ベッドに入った5歳くらいの少女に昔話を読み聞かせていた、母親らしき女性が、パタンと絵本を閉じる。
 「ねぇねえ、ママ、その魔法使いさんとコウモリさんは、どうなったのかな?」
 「んんー、そうねぇ多分……」
 言いかけて、子供部屋のドアの──夫が未だ仕事をしているであろう書斎の方をチラと見やる。
 「それからふたりは、末永く幸せに暮らしたのじゃないかしら──アルタミラみたいな可愛い子供も生まれて、ね」

 我が子を寝かしつけて夫の元へ向かう、年若い──おそらく二十歳は越えてなさそうな──母親の背中には、パタパタと黒い翼翅がはためいているのだった。

-おしまい-

#以上。もちろん、彼女が娘に読み聞かせた童話では、エッチな場面はマイルドにボカしていた……と信じたい。

0150名無しさん@ピンキー2013/11/13(水) 14:20:10.65ID:fIOuXDlb
GJでございました!!

0151名無しさん@ピンキー2013/11/19(火) 08:57:01.56ID:FPGGcGXc
ちょっとしたネタがあるんだけれど……
人間が人外っぽいものに変身する話ってここではスレチかな?
いまいち、エロパロ板内でどういう区切りになってるのかわからなくて

説明とか駄目なとこだったらすまん、なんか駄目だったらこのまま消えるわ

0152名無しさん@ピンキー2013/11/19(火) 20:49:02.86ID:ueYm2D4r
属性やシチュエーションは重複しやすいものだから
いろいろ下見して、自分がこれと思ったスレに投下すれば良いかと

人外なら
【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ8
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1373132186/

変身? なら
立場だけの交換・変化 6交換目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1352137904/

とか

0153名無しさん@ピンキー2013/11/25(月) 22:34:44.31ID:Sv43UPX4
人間と変わらぬ姿で生活していた三ッ目族の少女がある朝目覚めたら
額の第三の目がいきなり開眼しているんだけど未熟なので閉じることもできず
能力(透視or読心or魅了あたり)が暴走したり、また思春期でその見た目を気にしたりして
わたわたする様な話が読みたいです。

0154新年なので一句2014/01/08(水) 23:36:43.95ID:R9W1xlww
馬むすめ たがいの尻に はたきかけ

二人のケンタウロス娘が背中合わせに(尻合わせと言うべきでしょうか)
互いの貝を合わせようとしているがうまくいかず、
互いの尻に尻尾をぶつけあっている様子を描いています。

これは経験の浅い娘同士を描いたもので、
行為に慣れたケンタウロス娘はぶつかり合わないよう、
尾を尻上に丸く編み上げるのが常でした。
その様子は

兎の尾 猿の赤尻 馬の足
わが妹はどれも持つなり

の句で見ることができます。

0155名無しさん@ピンキー2014/01/09(木) 15:56:06.26ID:O9gtgdN7
GJというか誰馬
しかしえらい変化球が来たな

0156名無しさん@ピンキー2014/01/10(金) 15:07:08.43ID:qTbideHA
うまいな
お題がウマなだけに

0157名無しさん@ピンキー2014/04/19(土) 20:58:13.93ID:kxHFhtxq
おおかみかくしの続編を待っているが、おおかみかくしどころか書き込み自体が無い…

0158名無しさん@ピンキー2014/04/19(土) 20:59:12.11ID:kxHFhtxq
違う、大神の恩返しか
タイトルすら忘れてしまった…

0159名無しさん@ピンキー2014/04/20(日) 00:17:15.32ID:CvAWsQmp
エロが書けないんでネタだけ。
「俺の女房は針女(はりおなご)」
現代の山奥の村。山には妖怪が隠れ住んでいて、村民には妖怪との混血も居る。
村役場に勤める若い男女。二人とも妖怪の混血でその血に目覚めた者同士の縁で交際し、結婚が決まっている。
学生時代からの悪友達が、結婚前に一度くらいは風俗に、と男を誘う。
男だけの飲み会と称して車で迎えに来るが、彼女が感づき追跡する。
針女は濡れ女・イザナミ・口裂け女・高速女等々の親戚筋の妖怪のため、走って車に追いつき、髪の毛で彼を拘束&他の連中を脅す。
そのまま髪の毛で拘束したまま彼の実家に泊り込み(婚約者なので家族公認)、風俗に行かなくてもいいように徹底的にサービスする(髪で拘束したまま)。

0160名無しさん@ピンキー2014/04/20(日) 04:00:35.31ID:CAMnzw5D
男の方も能力使って攻守逆転とかいいと思います

01611592014/04/22(火) 01:20:29.47ID:GbIqR6eL
その発想はなかった。

0162名無しさん@ピンキー2014/05/10(土) 21:37:39.67ID:CYvyN+Go
てs

0163呪テーム 12014/05/16(金) 18:10:52.59ID:DuJufaUC
 
注意:エロなし

帰り際に急ぎの修正が入って、家に戻ったのは夜中の一時を過ぎていた。

シャワーを浴びて、冷蔵庫から取り出した缶ビールを開けると、
俺以外誰も居ない部屋にその音が響き渡る。

30歳、独身。そこそこの給料はもらっているが、使う暇がない。
いや、たとえ暇があったとしても使い道がいまひとつ思いつかない、
というのが正直なところ。われながら芸のない男だ。

コンビニで買ってきたカルビ丼をチンして食べる。
TVをつけようかとリモコンを探していると、
カバンからはみ出ているディスクに目が行った。

これ、会社のデスクの上にあったやつ。
確か一週間ぐらい前に同僚の奴が
「おもしろい動画あったからディスクに焼いて渡すわ」
なんて言ってた記憶があったんで、机の上にのっかってるのを見て、
多分それだろうと思って、帰り際、考えることなくカバンに押し込んだやつだ。

ちなみに中身については聞いてない。

あらためて見てみると、奴が焼いたにしては、
ラベルがインクジェットプリンタで印字されてないのが不思議だ。
そこらあたりやたら律儀なやつなんで、違和感がある。
白地の表面には何も書かれていないけど、ケースはBD(ブルーレイディスク)のものだ。

とりあえずハードディスクレコーダに押し込んでみた。違ってたらPCであければいい。

コンビニ弁当を口に運びながら画面を見てたら、なんか、砂嵐っぽいものとノイズが……
え〜っ、VTR仕様ですか? BDなのに?

と思ったら、画面が一度暗くなった。

んで、なんかこう、暗い中に動くものがあって、だんだんと明るくなって……

0164呪テーム 22014/05/16(金) 18:11:28.01ID:DuJufaUC
 
くっきりと浮かび上がったのは女の顔だった。
白いワンピースみたいなもんを着た、高校生みたいな感じのコだった。
顔立ち、結構俺の好み。

視線が合う。

その女は避けるように視線を下げた。
まるで目が合ったことをはにかんだように、ちょっとぎごちない感じで。
偶然なのか? そういう演出なのか?
俺は、箸を持ったまま、食い入るように画面を見つめた。

画面の中のコは小さくガッツポーズをしたかと思うと、
顔を上げ、さっきとうって変わって、なんか怖い顔でこっちをにらんでる。

なんなんだ、これ。ゲームなのか? 動画なのか?

ふっ…… 画面から彼女の右腕が飛び出した。

う〜ん、3Dも最近は……

待て! オレのTVは3Dなんかじゃない!
その間に、既に彼女は肩まで飛び出していて、
俺はなすすべもなく呆然としてそれを見つめていた。
かわいいワンピースを着てるのがやけに印象的だったりした。

上半身が出たところで、何か不測の事態があったようで、急速に女の頭が下がった。

これから飛び込みでもするような体勢になったあと滑り落ち、
足だけが一瞬TVのフレーム(?)にひっかかる。ほんの2秒ほど。

逆立ちをするような体勢の中、
彼女のワンピースのすその部分はまくれ上がり(まくれ下がり?)、下着が丸見えになる。

見たかったわけではない。見えてしまったのだ。それこそ、不可抗力ってやつだ。

しかし、すぐに足がひっかかっていたとこからはずれ、こちらへと倒れてきた。

0165呪テーム 32014/05/16(金) 18:12:02.99ID:DuJufaUC
 
スデーン!

前方回転しながら彼女は床に落ちた。
絨毯が引いてあるので、クッションはよかったかもしれないが、
それなりな衝撃はあったにちがいない。

ただ、まくれ上がったワンピースは下半身を隠す機能を失ったままであり、
オレの目の前には彼女のおへそから下の全てがさらされていた。

その瞬間、時は止まった。彼女にとっても、わり箸をもったままの俺にとっても。

上半身を起こした彼女は事態のやばさに気づく。
あわてて手で裾をおろしながらお尻であとずさる。背中に液晶テレビを背負うように。

いや、俺が彼女を襲ったみたいなリアクションは困るんだけど。

そんな彼女の顔は真っ赤だ。

しかし3秒後、一転して恐ろしい形相をその顔に宿した彼女は、
低音でおどろおどろしい言葉を吐き出す。

いや、あくまで彼女的にはという意味で。

「み、見たぬ〜〜」

少しせりふを噛んだことに関して、俺はつっこむことなくさらっと流した。
多分、パンツのことを言ってるんだろうが、俺も大人だ、レディに恥をかかすことはしたくない。

「いや、全然」
「うそをつくな〜〜!!」
「ほんとです」
「嘘をついても」

「だから、見てないって! イチゴのパンツなんか!」

あっ!

0166呪テーム 42014/05/16(金) 18:12:34.84ID:DuJufaUC
 
「許さん!」
その言葉とともに、オレの頭は割れるように痛くなり、心臓がきりきりと締め付けられ始めた。

マジだ。この子、そっち系だったんだ、冗談じゃなく。

でも、こう、呪いのビデオを見たために死んじまうとか、
幽霊的に密かな作業中のところを見ちゃったために恨まれちゃうとか、
いや、そういうのならまぁ、嫌だけど、しょうがないというか、いやしょうがなくないけど、
それなりに納得できる範囲なわけだけど。

今回、この子のパンツを見たために俺は死ななきゃいけない………のか? マジで?

嫌だ、おれ、こんなの。なんかすげぇ情けないというか、
それじゃ、ここまでちゃんと育ててくれた父親と母親に申し訳ないというか。

そう思ったら、急に涙がこぼれてきた。

なにか大きなことやりたいとか、立派なことやりたいとか、
そういうのはまるで考えたことないけど、でもこれはないだろうと思う。

これで「俺の人生」っていう映画にエンドマーク出ちゃうなんて、ひどすぎるだろ?

悲しくて切なくて、もう、目の前が涙でかすんで、霊的な怨念的な彼女の姿もぼやけて……

そのとき、ふっ、と痛みが消えた。

0167呪テーム 52014/05/16(金) 18:13:40.53ID:DuJufaUC
 
----- * ----- * ----- * ----- * ----- * ----- * -----

「一枚……二枚……三枚……………一枚足りない……」

普通なら、怪談話のクライマックスにあるせりふだが、状況は似ても似つかない状況だ。
日曜の朝10時。陽のあたる居間で、
彼女が乾燥機から出してきた洗濯物をたたんでいるシーン。

数えていたのは彼女の下着だ。足りないことを気にしてるようだ。

しかし、俺にはすぐに原因がわかった。

「そりゃそうだ。ゆうべ脱いだまま、ベッドルームに放りっぱなしだと思うよ。
 だいたい、ゆうべ居酒屋で二人ともべろんべろんに酔ってたし、
 帰ってきた途端、ベッドに直行で、君は一気に服脱いで投げ散らかしてたし、
 んで、俺の上に乗った君は激しく腰を振って散々イキまくって、そんまま寝ちゃったしで……」

「…………」

思い出したらしい。昨夜の淫靡な時間の一部を。主演は俺と彼女。顔が真っ赤だ。

うわっ! やばっ! これは!
し、心臓が……

「や…やめろ! 恥…ずかしいからって、脊髄反射で呪いを使うのは…やめろって……」

なんとかやめさせることは出来たけど、毎日がひやひやもんだ。
俺の嫁さん、この点だけ直してくれりゃ、なんの文句もないんだけどな。ほんとに。

Fin

0168名無しさん@ピンキー2014/05/18(日) 09:14:39.79ID:7T2+LDOT
あーうちにも呪いのビデオからおにゃのこ出てこないかなー

0169名無しさん@ピンキー2014/05/25(日) 00:33:22.67ID:7hzscapg
曰くつきのアパートで暮らすことになり、その夜金縛りに。
胸の上に何かが圧し掛かり、恐る恐る眼を開けると、白くて大きなお尻が乗っかっていた…とか。

毎夜尻コキしてくれるエッチな幽霊。巨尻巨乳で白い肌、でも顔だけは絶対みせてくれないの。

0170本編1 ◆DC//ihYmPg 2014/06/25(水) 04:54:48.42ID:qyTUtd1K
別所に出したやつの後付前日譚エロパートを書いたので本編ごと投下。
御寛恕ください。


犬の式神つるばみと悪霊退治に行くお話


「仕事だぞつるばみ」
 俺の言葉に尻尾だけがぱさぱさ振られた。聞いてはいますよ、ということらしい。腹が立ったのでだらしなくごろ寝しているつるばみの尻尾をわしっと掴んでやる。
「ギャン!」
 読んでいた雑誌を放り出し、つるばみはだだっと部屋の外へ逃げていった。ちらっと中が見えた女性向けのファッション誌にはところどころボールペンで印がつけてある。
俺はそっと雑誌を閉じた。これはいずれ無茶ないちゃもんをつけられて買わされる前兆だ。避けられないこととはいえ、できれば見ないでおきたい。
 これ捨てたいなあ、捨てたらばれるよなあ、なんてことを俺が考えていると、室内の温度がずんと下がった。続いて、一般人では耐えられないような圧迫感と共に扉が開かれる。
「ご主人! 尻尾触ったらいけないって、何度言ったらわかるんですか!」
 登場したるは和装美人。屈辱に燃える瞳は茶。どんぐり色の犬耳と犬尻尾を怒らせ、鋭い牙を剥き出して詰め寄ってくる彼女の名はつるばみ。退魔師である俺の式神だ……一応は。
「いやだって、つるばみがこっち向かないし」
「ご主人がこっちに回ればいいだけの話じゃないですか! 肩叩くのでもいいですし。尻尾はいけないんです! セクハラですよ!」
「セクハラなのか?」
「胸触るのから一段下がるくらい」
 一段、とわざわざ自分の胸を使ってジェスチャーで説明してくれるつるばみだが、人間の俺にはさっぱり通じない。
「なんだかよくわからんが、とにかくセクハラなんだな」
「わかってください。セクハラです」
 ふん、と鼻息荒く頷いて、つるばみは元の場所でごろんと寝転がった。
「それで? 仕事ってなんですか? 私の尻尾を掴まなくちゃいけないほど緊急のお仕事ですか?」
「いや、違うけど……霊障の治療と、施設の御祓いってところかな」
 今回の仕事に関する資料の入った茶封筒を渡すと、つるばみはそれを開くこともなく外を指差した。
「ジャーキー買ってきてください。その間に読んどきますから」
「ええー」
「傷ついた! セクハラされて傷ついたんです! 慰謝料を請求します! 離婚です!」
「俺たち結婚してないけど」
「じゃあ結婚してそれから離婚しましょう!」
「なんてプロポーズだ……さすがだな、つるばみ!」
「わおん!」
 俺たちは元気よく拳を打ち合わせた。
 そして。
 しばらくの、沈黙。
 俺がそろそろと腕を下ろしても、つるばみは笑顔のままだった。その手はいつの間にかまた外を指差している。
「あっこれ本気なやつ? 本当にジャーキー買ってこなくちゃいけないやつ?」
「ささみでもいいですよ」
「ドッグフード食ってろ」
 俺は部屋から叩き出された。たまに食ってるくせに、ドッグフード……

0171本編2 ◆DC//ihYmPg 2014/06/25(水) 04:57:14.21ID:qyTUtd1K
 世における多くの職業がそうであるように、退魔師にも才能が必要だ。
まずこの世ならざるものを視ることができなければ話にならない。術を行使する気の力がなければ何もできない。
突然変異もいないわけではないが、基本的にそういった才能は血によって継がれる。俺はそういう一族の分家の分家の分家、くらいの生まれだ。
才能は、ない。視ることはかろうじてできるが、術を使うのは少し怪しい。その程度の人間がうっかり退魔師なんて選んでしまったものだからなかなかに生きづらい。
生きづらいが、今更やめられるはずもなく。下っ端として一族の屋敷の隅に部屋をもらい、ちょこちょこと仕事をこなして生きている。
「おや倫太郎さん、お出かけですか?」
 近所のコンビニに行こうとすると門のところで式神が声をかけてきた。うちの一族が使う式神は基本的に犬で、門番をしている彼も例に漏れず犬の式神だ。
人間に耳と尻尾をつけた姿のつるばみと違って、ゴールデンレトリーバーそのものの姿をしているが。俺がああともうんとも言わないうちに、彼がはっと目を見開く。
「そういえば倫太郎さんお勤めが……! いけませんよ倫太郎さん! 倫太郎さんがひとりで御祓いに行ったら死んでしまいます! 今手透きの者を何人かつけますから、ちょっと待ってください」
 遠吠えしようとする彼の口を慌てて塞ぐ。こんなことで式神たちを呼ばれたら、後で誰に何を言われるかわかったものじゃない。
「いや、違うから。つるばみに頼まれて買い物に行くだけで、仕事には後でちゃんとつるばみと行くから」
「あ、そうでしたか。それはすいません早とちりして……姐さんがいるなら安心ですね」
 はーやれやれ、と門番の式神は胸を撫でおろす。騒ぎにつられて寄ってきた他の式神たちもほっとした様子でぱたぱたと尻尾を振っている。
心配から出たこととはいえ、俺の胸の内には黒いものが渦巻いた。人間はそこまででもないが、式神たちは力の強弱というものにひどく敏感で、俺は連中に舐められきっている。
最年長にして最強の式神であり、下手な一族の人間より発言権のあるつるばみに至っては俺のことを子分くらいにしか思っていない。
彼女に気に入られて専属でついてもらっているからこそ、俺もどうにかやっていけているようなところはあるから、文句を言えた筋合いではないのだが。
心の中で舌打ち一つして俺は門を出た。
「倫太郎さんひとりでちゃんと帰ってこられますか?」
「ここはワタシが見守りましょう」
「ツイテクオレツイテク」
「お前ら俺をなんだと思ってんだよ! 近所のコンビニ行くだけだよ! お使いくらいできるよ!」
 後ろからわらわら寄ってくる式神たちに怒鳴りつつ。

0172本編3 ◆DC//ihYmPg 2014/06/25(水) 05:00:06.96ID:qyTUtd1K
 ジャーキー食べてもささみ食べても俺のシュークリーム食べてもまだ機嫌が悪いつるばみを宥めすかし、俺は被害者が入院している隣町の病院まで辿り着いた。
まず被害者を治療し、それから施設の御祓いに行く。この手の仕事はその順番でやるのがセオリーだ。
霊的な傷は一般的な傷と違ってつけた者とつけられた者の間に繋がりができる。被害者の霊障からその繋がりを手繰ることで相手の情報を探ることができるのだ。
 病院の自動ドアをくぐると独特の冷えた空気が吹き付けてきた。目に付いた弱い霊をざっと祓い、ロビーを抜けて人気のない一角に移る。そうして、俺は後ろを振り返った。
「なあつるばみ、機嫌直してくれよ」
 屋敷を出てからこの方、つるばみはつんとそっぽを向いている。あなたの声なんか聞きたくありません、と耳も伏せられたままだ。
「ええと……足りなかったか? いちおう、言われたものは両方買ってきたんだけど」
 つーん。今度は背中を向けられた。不機嫌の原因である忌々しい尻尾がゆらゆらと揺れている。
触るんじゃなかった、と後悔しても時は戻らない。そっと肩を叩くと、きっと振り向かれた。
「今人払いの結界張りましたから大きな声出して喋っても大丈夫ですよご主人。それで?」
 それで、と言われても。
「尻尾を触って悪かったです。これからは肩を叩きます」
 とりあえずそう言ってみると、つるばみはちっちっと指を振った。
「それなんですけど。謝り方が問題なんですよ。とりあえずなんか買ってきて食べさせればいいだろうみたいなの、よくないと思うんですよね。
私がそんなんで機嫌直す安い女みたいじゃないですか」
「つるばみが買ってこいと言ったのでは」
「ほらすぐそうやって口答えする! ぜんぜん反省してない証拠です。自分の分のシュークリームまで買ってきてましたし」
 俺の記憶が確かなら、それもつるばみが食べたと思う。ここで火に油を注ぐほど俺は愚かではないので、その一言をそっと胸の中にしまった。
「今度ブラッシングしてやるから」
「あっほんとですか? やった……いや、そうじゃなくて。そうじゃないんです。そういうことじゃないんです」
 つるばみはぱっと顔を輝かせたくせに、すぐにいかめしい表情を作った。
しかしながら後ろで尻尾がぶんぶん振られているので機嫌は相当直ってきているらしい。あと一押しというところか。
「気持ちの問題なんですよね、気持ち。とりあえず物とか与えとけばいいだろ、という臭いがご主人からはぷんぷんします」
「……はい」
「これは忠言なんですよ。ご主人は誠心誠意誰かに謝るということを覚えたほうがいいと思うんです。
その点私ならご主人が失礼なことをしても我慢してあげますから。立派な大人になるために練習しておきましょうね」
 年齢から言ったら俺ももう立派な大人なのだがそれは言うまい。
ここまで来たら気分よく説教させておけば収まるので、俺ははいはいと頷いてそれらしいことを言っておく。
「そうだな。でも、俺はつるばみをないがしろにするつもりはないよ。ちゃんと、謝る。尻尾をいきなり触ってごめんなさい、つるばみ」
「うーん……及第点よりちょっと下ってところですかね。まあいいでしょう」
 つるばみは満足げに頷いた。ようやく終わったらしい。俺がほっとしたところでこの面倒くさいこと極まりない式神は更に面倒くさい発言をした。

0173本編4 ◆DC//ihYmPg 2014/06/25(水) 05:02:21.42ID:qyTUtd1K
「ではこれを機会に正しい尻尾の触り方を教えてあげましょう」
「えっいいです」
「よくないです」
 がるるるるる、と唸り声を上げながら凄まれてはどうしようもないので、諦めて従う。
「まず抱きしめます」
「はい」
 俺は自分を抱きしめた。
「……素でやったっぽいので許しますけれども、違いますから。私です。私を抱きしめるんです」
 無茶振りが来た。よく見ればつるばみも頬が少し赤い。恥ずかしいなら言うなと言いたい。
それでも彼女が言い出したら引っ込めない性格なのは重々承知なので、俺はつるばみを抱きしめる。その細い体は俺の腕の中にすっぽり収まってしまった。
くふん、と甘えた声を出しながらつるばみは体を強く押し付けてきた。体の奥をくすぐる甘い匂いと嗅ぎなれた獣臭が混ざり合って俺を混乱させる。
「はい、尻尾を触ってください。届きますよね? やさしくですよ」
 相手は犬……相手は犬……心の中で呪文を唱えながら、俺は手を伸ばす。視界をつるばみの犬耳に塞がれているから手探りで探すしかない。
「あ、やだご主人……そこは腰ですよ、腰」
 相手は犬……相手は犬……
「んっ……ふぅん……ちーがーうー」
 相手はいぬ……相手はいぬ……
「きゃん……そこはお尻です。もお、なんかご主人の触り方、やらしい……」
 あいてはいぬ……あいてはいぬ……


 拷問の時間を終えて、俺はようやく目的の病室に辿り着いた。つるばみは上機嫌で普通の人間に聞こえないのをいいことに鼻歌なんか歌っている。
未だ手に残るやわらかな感触を意識しないよう努めながら俺は持ってきた茶封筒を取り出した。ざらざらした紙の感触がありがたい。
 目的の少年は病室の隅で青白い顔をしてベッドに寝ていた。その左腕を靄のような翳が覆っている。
俺が声をかけると彼はのろのろと身を起こした。簡単に自己紹介を済ませると、少年はすぐに自分に何が起こったかを話してくれた。

 掴まれたのだ、という。
「一ヶ月くらい前の話ですね。自分、バスケやってて……ずっとベンチにも入れなかったんで、まあ、そういうレベルなんですけど。
あそこ……例の体育館で三年最後の試合をやったんですけど、やっぱりメンバーに選ばれなくて。
最初はしっかり応援してたんですけど、俺より後に始めた二年とかが試合してんの見るのがだんだん辛くなってきて……その上、こんな……
あ、すいません。で、なんか、鏡見てたんですよ。壁にあるやつ。特に意識して見てたとか、そんなんじゃなくて、
ほんとに、なんとなくなんですけど……そしたら、変なことに気がついたんですよ。ゼッケンの番号が違うなって。
ウチは番号に変なこだわりある奴多くて、そんでみんな、結構覚えてるんですけど……メンバーが違うんです。鏡に映ってるのと、今プレイしてんのと。
見間違いだと思ったんですけど、でも、鏡ん中でプレイしてんの、俺なんですよ。最初は、なんかもう、夢なのかなって思って。
夢なら夢で、活躍してる俺を見るのもいいかなって思って見てたんですけど……ほんとすごいプレイヤーなんですよ。
こいつならスタメン任せられるなってプレイで。俺もああいうプレイができてたらなって、そう思って見てたら……もう、悔しくて、悔しくて。
俺だってあんなふうにできたら、とかって。ぶっちゃけ、泣いちゃって。そうしたら、休憩入ったときに、俺がこっちを見たんです。
鏡の中の俺が、俺を見て、にやって笑ったんです。そうやって、にやって笑って、自分の左腕を掴んだんです。
そしたら俺の右腕までぐっと掴まれたような感じがして、あっと思ったときには気が遠くなって……このざまです」

0174本編5 ◆DC//ihYmPg 2014/06/25(水) 05:03:59.74ID:qyTUtd1K
「しょぼっ」
 少年の話を聞き終わるなり、つるばみはそう言い捨てた。霊的存在である彼女の声も姿も一般人である少年には伝わらない。
返事をするわけにもいかないので頷くと、つるばみも心得たもので分析を話してくれる。
「この感じじゃ妖怪じゃなくて幽霊ですね。かなり陰湿ですけど……一ヶ月くらい経ってるんですよね? 
だいぶん弱ってはいますがまだこの人間が死んでないんだから雑魚ですよ」
「確かに。それくらいあったらたいていは死んでるもんな」
 うっかり返事をした俺の言葉に反応して被害者の彼がびくっと体を震わせた。
「え、え、ど、どういう」
 きょときょとと彼の視線が揺れる。俺は慌てて手を振った。
「あー、違います違います。相手がしょぼいんで死ぬようなことはないね、ってことです」
「あ、そっすか」
 まったく納得していなそうだったが、ひとまず落ち着いてはくれた。が、彼は気味悪そうにつるばみの方を睨んでいる。
「どうしました?」
「あ、いえ……そこに、いるんですよね、なんか……なんとなくいるような気がするってくらいなんですけど……?」
 もともと素質があったのか、悪霊にやられたせいで敏感になっているのか。彼にはつるばみが感知されているらしい。
変に不安がられても面倒なので適当に説明しておくことにする。
「ここにいるのは俺の式神……ええと、使い魔とかって言ってわかりますかね。ゲームとかで出るやつ」
「あんまゲームとかやんないんで。すんません」
「あー、まあ、退魔師の手下みたいなものです」
 手下、と言ったあたりで首元をがしっと掴まれた。そのまま細くて白い腕がきりきりと締め上げてくる。
「手下とは大きく出ましたね、ご主人。確かにご主人は私の主ですけれど。手下。手下ねえ。て、し、た。偉くなりましたねえご主人も」
 息ができない。どんどん白くなる俺の顔に合わせて、少年の顔もどんどん白くなってくる。
「あ、あの、あれですか、なんか、やばくないですか、首絞められてるみたいな」
「げほっ……これはですね、早く彼を助けないといけないワン! なにをぐずぐずしてるんだワン! って怒ってるんです。ははは」
 ふふふ、と耳元でつるばみも笑う。
「そんなこと言ってないワン! もっと身を弁えた発言をするべきだと怒ってるんだワン!」
 退魔師です、と名乗ったときあんなにも輝いていた少年の瞳が不信に曇っていく。まだ信頼があるうちに済ませたほうがよさそうだ。
つるばみにどうにか勘弁してもらい、俺はカバンから術符を取り出した。
「これからまず君の左腕を治して、それから大本を叩きに行きます。いいかな?」
「はい」
 彼の腕に触れると、そこからはひりつくような悪意が感じられた。霊の力ががっちりと絡み付いているのがわかる。
そこに手に持った符を貼り付け、体内を巡る力を集中させる。
「――治」
 一言でいい。符が眩い光を発して消える、少年の腕に憑いていた霊障が弾け飛ぶ。
実感があるのか、俺が本物らしいところを見せたおかげか、少年の瞳に輝きが戻ってきた。
「あ……消えた! 嫌なのが消えました! すげえ!」
「それはよかった。これから俺たちは本体を倒してきますから安静にしていてください。明日また来ます」
「はい!」
 彼に護符をいくつか渡し、しっかり勇気付けて俺たちは病院を出た。
霊を相手にする場合、気の持ちようは案外馬鹿にできない。あの元気があればじきに回復するだろう。

0175本編6 ◆DC//ihYmPg 2014/06/25(水) 05:05:44.49ID:qyTUtd1K
 これで任された仕事の半分は終わった。残された施設の御祓いをするには人目のある昼間では都合が悪い。
夜にはまだ少し時間がある。
そんなわけで、俺たちは打ち合わせも兼ねてファミリーレストランに入った。都合のいいことに空いている。
人気のない隅の席を選び、店員に訝しまれながらも二人分の料理とドリンクバーを注文した。
不審のまなざしがざくざくと突き刺さってくるが、以前連れて行かれたプライダルフェアに比べればこれくらいたいしたことはない。
つるばみは霊的存在なので余人の目には見えないし触れることもできない。つまり、他の人には俺が一人で来ているようにしか見えない。
あれは凄かった。本当に凄かった。模擬挙式に至っては今でも夢に見る。本当に凄かった。
 テーブル席なのにわざわざ俺の隣に座ったつるばみを押しのけて、ドリンクバーで彼女の好きなカルピスを取ってくる。
念のために、二つ。予想通りつるばみはコップを二つとも受け取って、くいと一気に飲み干した。
「ご主人って術の腕はさっぱり上達しないのにこういうことはどんどん気が利くようになりますね」
「そうかもな。パシリの倫太郎って呼んでくれ!」
「パシリの倫太郎」
「呼ぶな!」
「ごめんねパシリン」
「略すな!」
 自虐でもしないとやっていられない。俺は弱いのだ。弱いのに、これから悪霊と戦わなければならない。
心に余裕があるうちにつるばみの詳しい見解を聞いておく。
「つるばみ、どうだ? 俺たちだけでやれそうか?」
「ご主人にはちょっと厳しいくらいの相手だと思いますよ。危なくなったらサポートしますから頑張ってくださいね」
 面白くないのが顔に出たらしい。つるばみはにたっと笑って俺の頬をつねった。
「そんな顔しなーい。ご主人は退魔師としてはヘボなんですから強いのとなんか戦わなくていいんです。
これくらいの雑魚が危なくなくて、面倒見る側としても安心ですし」
「……どうせ俺はお前におんぶにだっこだな」
「ええ。ちっちゃい頃はだっこしてくれだっこしてくれってうるさかったですけど、今もあんまり変わってないですねぇ……
してあげましょうか、おんぶとか。だっことか」
「いらない。ともかく御祓いのときは手伝ってくれよ」
「お任せください」
 いつまでも俺を子供扱いしようとするつるばみの手を振り払い、俺は改めて施設の資料を読む。
 件の市立体育館には前々からよくない噂があった。
視界の端を影がよぎる、奇妙な声が聞こえる、気分が悪くなる、といった基本的なものは一通り揃っている。
とはいえ、これまでに目立った事故はないし、過去にその土地が墓地や霊地であったということもない。
性質の悪い幽霊が住み着いたか、しょうもない妖怪の遊び場になったか。霊障の様子からして今回は幽霊らしいが。
つるばみが俺のハンバーグを平然と平らげるのをあきらめの気持ちで見ながら、俺は幽霊に有効な符を頭の中でリストアップしていた。

0176本編7 ◆DC//ihYmPg 2014/06/25(水) 05:08:10.28ID:qyTUtd1K
深夜。
 人が寝静まり、人ならざる者たちが目を覚ます時間。
 俺とつるばみは市の体育館に侵入を果たしていた。
警備員と監視カメラはつるばみの術によってそれぞれ無力化されている。俺にはとてもできない芸当だ。
 広い体育館の中は静まり返っている。湿っぽい空気の中に乾いた汗の匂いがした。霊的な者の存在は感じられない。
消えかかっているような雑魚ですら、いない。そのことこそがここに何かがいるということを示している。
少年が腕を掴まれたという鏡はすぐに見つかった。
どういうことに使うのか運動に疎い身ではわからないが、ちょうど観客席から見下ろせる位置にある。
「つるばみ、どうだ?」
「いますね。この臭い、やっぱり幽霊です。こちらに気づいてますよ」
 ふんふんと鼻をうごめかしながらつるばみは断言する。が、それだけだ。
ここまでですよ、と闇の中で紅い唇が閃く。後は自力でやれということか。
覚悟を決めて、俺はひとまず少年と同じことを試すことにした。観客席に続く通路には使ったままと思われる運動器具が転がっている。
踏んで転ばないよう気をつけながら俺は観客席に登った。体育館の真ん中でつるばみが能天気に手と尻尾を振っている。
おざなりに俺も手を振り替えして観客席に座ってみた。ニスを塗られた木の床が照明に煌々と照らされている。
一ヶ月前、その日の彼はこうやって座って、チームメイトたちがコートで駆け回るのを見ていたのだろう。
自分が憧れて、憧れて、ついに立つことを許されなかった場所。言葉の節々に無念が滲んでいた。耐え難い劣等感。
勝てないという事実。あの病室で、彼を苛んでいるそれらの傷。霊障を取り除くことはできても、それらの傷はどうしようもない。
時間に任せるしかないものだ。そしてそれは俺の傷でもある。
 ――来た、という感触もなかった。鏡の中の俺がにやりと笑う。符を使うでもなく、指だけで高度な術を編み上げる。
俗に一流と呼ばれるような人間たちだけに許される技だ。その術で、佳麗な犬の式神を縛りあげ、屈服させる。
才能がなければそんなことはできない。俺がいくら努力したところで届かない。つるばみなら、できるだろう。
耐え難い劣等感。勝てないという事実。この暗闇で、俺を苛んでいるそれらの差。
主従で縛ることはできても、それらの差はどうしようもない。どうしようもないものだ。
そしてそれは――そうじゃない――それは、俺だけの傷だ。
「うおああっ!」
 滅茶苦茶に術を暴発させる。ぎゃっ、という悲鳴と共に黒い靄がボールのように椅子の間を跳ねた。
そのまま暗闇に消えていこうとするそれを追いかける。憑かれかけた左腕に鈍い痛みが残っているが気にしてなどいられない。
「天・元・行・躰・神・変・神・通・力!」
 素早く九字を切り、悪霊に打ち込む。力ある言葉が形となり、矢となり、霊を撃つ! 
黒い靄は形を変えたが、すぐ元に戻った。
「ご主人だめです効いてないです、別のやつを!」
 つるばみの声が飛ぶ。急急如律令の符を取り出し、気を込め、悪霊に打ち込む。法に則り迷いなく飛ぶ符が白い軌道を描く! 
黒い靄は形を変えたが、すぐ元に戻った。
「それ使ってここまで効かないのも逆に凄い」
 つるばみの冷めたコメントを聞かなかったことにし、禹歩に入る。天然自然の理に従った歩法によって気を正しく流し、悪霊を祓う一撃を拳にて打つ! 
黒い靄は形を変えたが、すぐ元に戻った。
「あっこれひょっとしてギャグでやってるんですか?」
 俺は泣いた。

0177本編8 ◆DC//ihYmPg 2014/06/25(水) 05:09:42.28ID:qyTUtd1K
 悪霊はつるばみがわんと吠えただけで浄化された。これでもう体育館は安全だろう。そう、安全だ。よかったよかった。
「ご主人……」
 体育館の冷たい床が頬に心地よい。
「ごめんなさい、その、ほら、ちょっと言っちゃったっていうか、ええと、あの……」
 静かだ。いつも騒がしい屋敷にいるせいで、こういった声がないところにいることはほとんどない。
静けさがこんなにも心地よいものだとは知らなかった。
「ごめんなさい、私の見立てが間違ってましたね、相手が強かったんですね。強かったんです。
ご主人もたいがいですが相手が強かったんです。だからほら、元気出して……元気……
嫌でもおんぶして連れ帰ってあげますから……」
 そういえばお腹が空いた。夕飯を食べ損ねたからだ。
「……ご主人」
 そっ、と熱い手が頬に触れた。
「ご主人はがんばりましたよ。ちゃんと悪霊を引っ張り出したじゃないですか。仕事はちゃんとできていますよ。
少なくともあの人間の霊障は治しましたし。上出来です。ね? ご主人はちゃんと退魔師としてやっていけてますよ」
 その熱い手によって、胸の中でかっかと燃え盛っていた自己嫌悪の薪が燃え尽きていく。
残ったのは、達成感とは程遠い白い灰だけだった。起き上がろうとしたがうまくいかない。どうやら気を使いすぎたらしい。
それでも、やさしい声で俺を慰めるつるばみに礼を言うために、視線を動かす。
 つるばみは。俺の式神は。犬の性をその内に秘めた、妖しい女は。

 ……すごく、うれしそうな顔をしていた。
敗北感に打ちのめされ、力を使い果たし、惨めに這い蹲る俺を前にして、本当にうれしそうだった。
近年稀に見るくらいのうれしそうな顔だった。
俺のささやかな罪悪感を跡形もなく吹っ飛ばしてしまうくらいの、めっちゃくちゃにうれしそうな笑顔だった。
その笑顔の理由を考えるのが厭で厭で、厭で。

 俺はもう一度泣いた。

0178後付前日譚エロパート ◆DC//ihYmPg 2014/06/28(土) 12:02:57.31ID:Bp1DXCUl
ようやく規制が解けました。

本編は以上です。書き忘れていましたがエロありません。
この後付前日譚エロパートにはエロあります。
主役の二人が退魔師と式神として主従関係を結ぶ以前のお話です。
狂ってるのでご注意ください。


犬の式神つるばみと悪霊退治に行くお話の昔日のお話


 命のつかいかたというものが、私はよくわかっていなかったのだと思う。
 もう思い出すことすら難しい。式神ではなく、ただの犬だった頃の私。いつも腹をすかせて歩き回っていたような気がする。
朝に目を覚まして、餌を探して、飢えを満たして、それきり寝床に戻って眠って。また次の日が来たら、餌を探しにゆく。その繰り返し。
 退魔師の一族に拾われて式神と成ってからは、飢えることはなくなった。命じられたことに従い、用意された餌を食べ、定められた寝床で眠る。
次々と死んでは代替わりしてゆく主人たち。彼らに仕えることに不満はなかった。主従に則った関係はとても安定していたから。
 こうして思い返してみると、私は式神に成ったところでただの犬であったときとなにも変わっていない。
なにもなかったから、こうも永く生きることができたのだろうけれど。移ろわざる存在である式神にも命はある。そして。
ようやくわかったのだが、命は続けるものではない。つかうものなのだ。私は私の命をつかう。あのひとにぜんぶつかう。
私という命をまるごと、あのひとにぶつけるのだ。
 そしてしあわせになるのだ。


 私は椅子につと触れた。さっき出て行ったばかりだから、部屋の中にはまだ彼の匂いが残っている。けれど、椅子にはもう彼のぬくもりは残っていない。
昨晩は彼がここに座って、必死に何事か勉強をしていたのに。今日は彼が仕事へ就くための大事な試験があるのだという。そう、就職。
彼は退魔の家に生まれたが、その才を継ぐことはなかった。だから、世間に出て職を探すのだという。
妖や霊や神とはなんの関わりもない世界に踏み出していくのだという。そのための第一歩が、今日なのだ。
 机の上には何冊もの本が積まれている。戯れに開いてみてもなにが書いてあるのかさっぱりわからない。
退魔の術に関する書物なら私がいくらでも教えてあげられるのに。私は本を閉じて、それから、滅茶苦茶に引き裂いた。
やってしまってからはもう止められない。本性を曝け出して本を噛み裂き、引きちぎり、部屋中にばらまく。
 こんなもの――こんなもの、こんなもの、こんなものっ! なくなってしまえ! いなくなれ! どこかへいけ! こんなもの! こんなものがあるから!
 ああああおぉぅるうぅぅああ、と自分の喉から唸り声が流れ出す。制御できない。力が荒れ狂う。
「つるばみ様?」
 破壊音を聞きつけて屋敷控えの式神が来る。他の者に見られたとたん、どうしてかすっと落ち着くことができた。
「ああ、すまない。気にするな」
「はあ……」
 まだ人型を取ることもできない幼い犬の式神はふんふんと室内の匂いを嗅ぐ。ざっ、と血が沸き立った。
だめだ。いけない。彼は家族だ。殺してはいけない。燃え上がる力を本能と理性で押さえつける。
私の殺意にも気づかず、式神は暢気に世間話を始めた。
「そういえば今日は倫太郎さんがいらっしゃらないんでしたね。世俗の仕事に就くための大詰めでしたか」
 そうだ。そうだよ。あのひとがいないんだ。いまあのひとがいないんだ。
「倫太郎さんと一緒に退魔のお勤めができないのは残念ですが……その方がよいのでしょう」
 なにをいっているんだおまえ。あたまがおかしいのか。よくない。いいわけがない。
「無事に事が成ればよいのですが」
 でていけ。ここはわたしとあのひとのなわばりだ。おまえ、でていけ。はいってくるな。でていけ。
「ああ、でも、倫太郎さんが外で仕事を見つけたら、ここを出て行くことになりますか。寂しくなりますね……」
 あ。あああ。あ。あ。あ? あ。あ。あああああああ。あ。
「つるばみ様? どうなされたのですか? つるばみ様?」
 ああああおぉぅるうぅぅああ。

0179後付前日譚エロパート2 ◆DC//ihYmPg 2014/06/28(土) 12:06:22.80ID:Bp1DXCUl
 若い式神は、命は繋いだらしい。半ば潰され、目の焦点も合わなくなったそれを他の屋敷の式神たちが連れていった。
ひどい脅えの臭いがする。当然だ。彼らにはわからない理由で、一番強い私が下っ端を痛めつけたのだ。
後でなにか言わなくてはならない。なにを。わからない。もうなにもわからない。
 気がつけば私は他のすべてを拒む結界を張り、部屋に閉じこもっていた。手についた血をぴちゃぴちゃと舐める。
美味しい。ああ、でも、けれど。遠い夏の日。公園で転んで、膝をすりむいた彼の傷口を舐めたあのとき。あの味。
耐え難い記憶に身をよじり、私は吠えた。
 ああああおぉぅるうぅぅああ。
 ああああおぉぅるうぅぅああ。
 ああああおぉぅるうぅぅああ。
 ああああおぉぅるうぅぅああ。
 興奮のままに彼の布団にもぐりこむ。彼に包み込まれているかのような。普段は落ち着くはずのその匂いが私を焦がす炎を煽り立てる。
だめだ。もう、だめだ。おかしくなってしまった。あのひとがどこかに行ってしまうからだ私から離れて私の知らないところに行って私のものじゃなくなってしまうからだ。
布団の中でもぞもぞと体勢を変える。這い蹲り、尻だけを上に突き出すような格好。この人の似姿であっても、本能は犬であった頃を選ぶ。
服の帯を解き、下着にそろそろと手を忍ばせる。そこはもうはしたなく濡れていた。ほしい。あのひとがほしいよ。どうしたらいい。どうすればいい。
布の上から突起に指を滑らせる。たったそれだけのことで、じん、としびれた。どうすればいいのかはわかっているのだ。邪魔すればいい。
彼が外の世界で生きていけないようにすればいい。そんなことはわかっている。親指でいいところを何度も押す。
こうすると、自分でない誰かにされているようで、いい。胸いっぱいに彼の匂いを吸い込むと、まるで彼がしてくれているようで。
ふーっ。ふーっ。気持ちいい。邪魔するのはいけない。それだけはだめだ。人を噛む犬は縊られる。
主人を祟ってしまえば、私はもう式神ではいられない。あのひとと一緒にいられない。体を前後にゆすって布団に胸をこすりつける。
乳首が服の間で潰されて甘い痺れをもたらしてくれる。でもあのひとが仕事を見つけたら。外に出て行ってしまったら。
私とはなれて私をたよらなくなって私をわすれていやだ。いやだいやだああああおぉぅるうぅぅああ。
下着を爪で裂いて中に指を差し入れる中のいいところまで指がなかなか届かなくてもどかしいああああおぉぅるうぅぅああ。
つい動きが激しくなる尻尾がひっかかって不快なのにどこか心地よいだめだったらそうだだめだったらあのひとの式神になって仕えるんだ私がいっしょなら退魔だってできるいっしょにいられるそうしてああああおぉぅるうぅぅああ。
あのひとがいなくなったら生きていかれない命をあのひとに私の命のすべてをぶつけるのだああああおぉぅるうぅぅああ。
胎の奥の奥下腹のあたりをなんども擦る内臓を押し潰すように下腹で小さな死が何度も弾けるそうだそうだよあのひとはかえってくるそとになんかいかないああああおぉぅるうぅぅああ。
腰ががくがくと震える彼の匂いを嗅ぐおいていったりなんかしないでていったりなんかしないうそだようそついたんだああああおぉぅるうぅぅああ。
そうだよそうだそうなんだ股をなまあたたかい液体が伝う――でも。
 でも。
 もし。
 そうじゃなかったら。
 そのときは。

0180後付前日譚エロパート3 ◆DC//ihYmPg 2014/06/28(土) 12:08:31.92ID:Bp1DXCUl
「ただいま、つるばみ……ってなんだこの結界」
「お帰りなさい倫太郎さん……」
「……どうしたんだ? 若い奴をぶちのめしたとかって聞いたぞ」
「はい、そうです……そうなんです」
「本当にどうしたんだ? 具合でも悪いのか? 変なものでも食べたのか?」
「ねえ、倫太郎さん。どうでしたか、今日は」
「ああ、うん。決まったよ。雇ってもらえることになった。まだ内内定みたいなものだけど」
「そう、ですか」
「……ありがとう、つるばみ」
「え……え?」
「いや、なんか……そんなに喜んでもらえると、うん。ありがとうな」
「え? え?」
「自分じゃわからないものか。すごくうれしそうな顔をしてるぞ、今のお前」
「――そう、ですか。そうですね。そうかもしれません。なんだか、すごく、すっきりした気分です。こんな気持ちが自分の中にあるなんて知りませんでした。
ばかですね、私。こんなに餓えていたのに、気がつきもしないで。もう終わるんだから好きにすればいいんですよね。我慢してたのがばからしいです」
「何を言ってるのかよくわからんが、腹が減ったからって八つ当たりするなよ」
「ふふふ。そうですね。ちゃんと食べますよ……もう、我慢なんて、しません」

0181 ◆DC//ihYmPg 2014/06/28(土) 12:12:11.11ID:Bp1DXCUl
・犬の式神つるばみと悪霊退治に行くお話
・犬の式神つるばみと悪霊退治に行くお話の昔日のお話
以上で終了です。
規制解けてヒャッハーした勢いでsage忘れてました。ごめんなさい。

0182名無しさん@ピンキー2014/06/28(土) 16:47:30.37ID:KqYjJzSY
GJ
このどっちが主かわからないような従者のおちょくりっぷりがいい

0183名無しさん@ピンキー2014/07/02(水) 00:28:48.09ID:xpJ/dGLd
久しぶりに来たけど、この板に投下してくれる作者さんの作品はみんな良質だ。

全部楽しく読めました。

0184名無しさん@ピンキー2014/10/05(日) 00:18:54.15ID:BuH2UP+w
エロが書けないのでネタだけ。
「単眼少女モノ」
宇宙ウイルスの影響により、人間が時々バケモノ化する世界。
とある少女が学校で単眼少女に変化してしまい、幼馴染の少年がつれて逃げる。
少年「おまえ、俯いてばっかだから、いまさら目が一つだろうが二つだろうが気になんねーよ」
少女「ずっとお姫様になることに憧れていた。少年が王子様だったらいいなって思ってた」
少年「バカ、俺は王子様なんかじゃない。だってお前を守りきれなかったから」
少女「ううん。一緒に逃げてくれただけで、充分王子様だよ」
見つめあい、やがて少女から誘ってセクロス。
少女「時々、少年にしてもらうことを妄想して一人エッチしてた」
少年「俺は、お前を汚したくなくて、そういうときは考えないようにしてた」
セクロス後、少女は苦しんで少年に噛み付く。そこへ役人が登場して麻酔銃で少女を眠らせる。
役人「宇宙ウイルスの発症者は人食いモンスターに変貌する」
少年と少女は専門施設に収容される。
役人「合意のセクロスにより少年は少女から宇宙ウイルスに感染して単眼の潜伏者となった。宇宙ウイルスによる人食いモンスターは同属に噛み付くと種族維持本能により正気に返る。よって、君も少女と一緒に施設に収監される」
こうして二人の同居が始まる。

0185名無しさん@ピンキー2014/10/11(土) 00:32:52.65ID:skhXgp5M
ホムンクルス少女とのエロを思いついたんだが、今はまだ書けない。
はたしていつになる事やら。

0186名無しさん@ピンキー2015/01/05(月) 21:09:23.81ID:bEAYpukH
過疎ってるな…

0187名無しさん@ピンキー2015/01/09(金) 21:21:07.13ID:D492m/M2
まんが日本昔話の「茸の化け」の二次創作を投下します。
注意点は特になし

参考:「茸の化け」はこんな話
http://www.dailymotion.com/video/xqzd0s_mnmb-%E8%8C%B8%E3%81%AE%E5%8C%96%E3%81%91_creation

0188茸の化け異聞@2015/01/09(金) 21:54:26.64ID:D492m/M2
昔々、碓氷峠という所に法覚坊という坊さんがおったそうな。
この坊さんは少し生臭な所はあったものの肝っ玉が大層据わっていた。
ある夜の事じゃ。坊さんが一人で夜中に囲炉裏の前で写経をしておると
いつの間にやら十六、七の女子が三人、囲炉裏の向かい側に現れた。

「坊さま一人じゃ寂しかろう? おらたちと一緒に遊ぶべぇ?」
「遊ぶべぇ」
「遊ぶべぇ」

そう言うと娘たちは袖を振りながら不思議な歌を歌い始めた。


おらたちゃ ぼうずの寺がええ〜
おらたちゃ ぼうずの寺がええ〜
はぁ それ やんれっ やんれさよ

も〜りのお〜ぐは まっくらげ〜
も〜りのお〜ぐは まっくらげ〜
ぼうずの寺さ あそびにいくだ
おらたちゃ ぼうずの寺がええ〜 
おらたちゃ ぼうずの寺がええ〜 ええ え〜
あ それ やんれっ やんれっ やんれさよ


坊さんはいきなり現れたこの娘たちをえらく怪しんだ。

(気配もなくこのようにふっと現れた所を見ると、きっとこの娘たちは
 化け物の類に違いないわい。わしに悪さでもしようと考えおるのじゃろう。
 仏の道を歩む者として、このようなあやかしに化かされては締まらない。
 少し、こらしめてやるか)

そう考えた法覚坊は重い腰を上げて言った。

「よぉし、分かった。折角のオナゴたちの頼みじゃ。
 何もないぼろ寺じゃが、ちと遊んでやろうかの」
娘たちは不気味な笑みを浮かべておった。
すると坊さんはやおら諸肌を晒して、三人の娘の前にその太く巨きな肉まらを見せつけた。
「わしの股間に肉茄子が生えておるじゃろう。
 この茄子が頭を下げて一向に上がらなくなったらお前たちの勝ちじゃ。
 じゃが逆にお前たちが全く動けなくなったらわしの勝ちじゃ。
 そして勝った者の言う事を負けた者が何でも聞く。どうじゃ楽しそうじゃろう?」
娘たちは相変わらず張り付いたような不気味な笑みのままこくりとうなづいた。
「よしよし、では勝負の前に服を脱げ。わしだけ裸じゃあ公平とは言えんぞ」
すると娘たちは恥じらう事なく着物の帯を解いて
袖を肩から脱いで坊さんの前に裸を晒した。
それは寒気がする程に美しい白肌じゃった。
乳先は薄い桜色、股の丘はふっくらとしておって毛が全く生えておらんかった。
化け物の癖に何とも美しい体つきじゃ、と坊さんは思わずにんまりとする。

0189茸の化け異聞A2015/01/09(金) 21:55:34.96ID:D492m/M2
「よし。ならば特別じゃ。お前たちも男の肉茄子は初めて見るじゃろう。
 最初はお前たちの好きにしてよい。
 ただし、わしは舌と指とこの肉茄子しか使わん。
 じゃがお前たちは体の穴なら何でも使って良い」
娘たちは表情一つ変えず坊さんの太々とした肉茄子をじっと見つめていた。
やがて真ん中の一人がにじりよっておもむろにその肉茄子に手を添えた。
熱のこもったその肉茄子を、娘は穴の一つである口に含んだ。
出家する前に味わったおなごの温かい尺八を坊さんは思い出しとった。

「おおぅ、そうじゃそうじゃ! 口穴で肉茄子を攻めておるな。
 がはは、じゃが歯を使うでないぞ。
 歯を使うと肉茄子が更に鍛えられて固くなってしまうでな」
すると娘は良い事を聞いたとにやりと笑い
唇のみで坊さんの肉茄子をチュブチュブとしゃぶり始めた。
一人よりも三人で攻めた方がこの愚かな坊さまも早く降参するじゃろうと思ったのか
娘たちは三人交互に彼の肉茄子を頬張り合い、手も舌も使わずにひたすら尺八に務めた。

「おおぅ、たまらん、たまらん! くうぅ……!」
坊さんは玉袋で長年燻っていた子種を娘の口内にどっとぶっぱなした。
娘は喉に昇った種汁を鼻の穴から垂らしながら、思わず咳き込んだ。
ぬらりと汁を纏った坊さんの肉茄子はまだ雄々しく天を向いておった。

「どうじゃ、これがわしの肉茄子の汁じゃ。ただしその茄子汁は何発も出せぬ。
 出しきったら肉茄子は二度と起き上がらんのでな。ふふふ、降参するか?」
娘たちは不意の反撃に驚いたものの、こちらは三人、相手は一人。
相手の攻めに耐えきれば充分勝算があると踏み、降りようとはしなかった。
「……さて、今度はこちらの番じゃ」
坊さんは仰向けに寝かせた娘三人のホトを両端のものは両手で弄り
真ん中はやらしい舌をもって攻め立てた。
坊主らしからぬふしだらな閨の技に
男を知らぬ娘三人は大層切ない嬌声を漏らして戸惑った。
指と舌によって犯された彼女たちはしばらくの間身を強張らせて耐えておったが
やがて両端の二人がたまらず熱い潮を放ち、真ん中の娘が長い声を漏らして果ててしまった。

「よぉし、まずはお前からじゃ」
坊さんは、淫らな舌舐めを受けて呆けている真ん中の娘を選んだ。
坊さんは無理やりその娘を四つん這いにして、その美しい柔尻を自分に向けさせた。
透き通るような白い尻肌は、まだ雄に汚されておらん気高い輝きを秘めておった。

「参るぞ! ……ええいっ!」
坊さんの太く恐ろしい肉茄子が娘の肉穴を強かに貫いた。
澄ましていた娘も流石にこの雄の槌には堪えたようで舌を出して目を白黒させて驚いた。
這って逃げようとする娘を坊さんは両脇の娘ごと
抱えるようにして押さえつけ、ズブズブとその肉槌を立て続けに食らわせた。

「あれぇ、あれぇ、あれぇ! はぁっ、はぁぁ……!」
組み敷かれた娘は苦痛と快感の入り交じった涙を流して、坊さんの乱れ突きに堪える。
しかし体の芯を貫くその凶悪なものの前には抗い難い。
美しいホトが醜くめくれ上がっていくのを、娘は泣きながら感じ耐えるのみだった。
「ああっ……! 死ぬ、死ぬだよぉ……!」
堪えきれなくなった娘は、美しい背を弓なりに反り
大層色っぽい声を長く伸ばしながら坊さんの体の下で果てた。
坊さんはそんな女の穴へとどくどくどくどく、と容赦なく種汁を注ぎ込んだ。
「姉や!」
「姉や、どうしただか!?」
横にいた二人の娘は、涎を阿呆のように垂れ流したまま
床に伸びきっている姉を心配げに見つめた。

0190茸の化け異聞B2015/01/09(金) 21:56:50.69ID:D492m/M2
「……どれ、次はまとめて可愛がってやる」
舌舐めずりをした坊さんは、怯える娘二人を抱き合わせ、そのまま床へと寝転がした。
そして重なった二人の剥き出しの白ホトに、熱い極太の肉茄子を
無理やり頬張らせて執り行った。

「あれぇっ……! あれぇえ……!」
「やめとくれ、やめとくれぇ……!」
犯し抜かれて未だ意識を淫霧に包まれている姉の前で
二人の妹もまた、生臭坊主の肉茄子に喘ぐ。
坊さんは未だ衰えを知らぬ肉茄子をもって、娘たちの肉ホトを突いて突いて突き抜いた。

「ああっ……茄子は嫌じゃぁ……! 茄子はもう嫌じゃあ……っ!」
「あれあれあれ、坊さまの茄子でおかしゅうなる。あああっ……ああああ……っ!」
目からは涙、口から涎。妖しい二つの蜜穴からはたっぷりの牝酒をだらしなく垂れ流し
ありとあらゆる穴からだらしなく汁を覗かせ、娘たちは咽び泣いた。
「ああっ! 逝くぞ逝くぞ!
 わしのあったかい白湯をたらふく子壺に飲ませてやろうぞ!
 しっかりぬくもれいっ!!」
低く呻き、坊さんは娘たちに濃くなった白酒をこれまたどぶうどぶうと注ぎ込んだ。
哀れ二人の娘は互いに抱き合い、背をすすきのように反らして魂を飛ばした。
雄々しい脈を刻んで運ばれた坊主のどぶろくが、娘たちの牝を白く染め上げた。

朝、坊さんが目を覚ますと昨夜散々犯した娘たちの姿はどこにも見当たらなかった。
その代わり囲炉裏のそばには、白くどろりとした汁にまみれて
山の茸が三本、転がっておった。

(なるほどのぅ、あの娘たちは茸の化け物じゃったか……)

それから幾月かして、寺に珍しく客が訪れた。
見ると顔から生気が抜けた弱々しい婆さんじゃった。
助けて下さいというので話を聞いてみると
夜な夜な歌いに来る妖しい娘たちに困っているというではないか。

(ふむ、そいつはあの茸の化け物じゃ。わしに負かされて大人しくなったと思ったら
 今度はこのか弱い婆さんを騙食らかしおる。けしからん奴じゃわい)

しかし坊さまは思った。自分の時はあの肉茄子を大いに奮って成敗したが
婆さんには当然肉茄子など生えてはおらん。
そこで坊さんは茄子を煮込んだ鍋を振る舞うようにと婆さんに忠告した。
果たして次の日、茸の化け物はまた退治されたという話じゃ。


も〜りのお〜ぐは まっくらげ〜
も〜りのお〜ぐは まっくらげ〜
あ〜ばの家さ あそびにいくだ
おらたちゃ あ〜ばの家がええ〜 
だども うすいとうげの ほうかく坊に 知〜らせたら
おらの命はたんまらねぇ おらの命はたんまらねぇ
うすいとうげの ほうかく坊に知らせたら〜あ〜あああ〜
おらの命はたんまらねぇ おらの命はたんまらねぇ〜

0191名無しさん@ピンキー2015/01/09(金) 21:59:56.44ID:D492m/M2
以上です

0192名無しさん@ピンキー2015/01/12(月) 00:41:02.41ID:ozFoEY6+
しっかり前日談してる、面白かったGJ
けどなぜコレを二次創作しようと思ったし?w

0193名無しさん@ピンキー2015/04/29(水) 23:42:50.93ID:+mjO/2zO
サキュバスとイチャコラしたいなあ

0194名無しさん@ピンキー2015/05/14(木) 04:32:56.46ID:pSzWDX07
http://togetter.com/li/780443

このサキュバスがかわいかった

0195名無しさん@ピンキー2016/01/07(木) 22:07:11.17ID:Bs9qigL2
なぜか関連スレにないけど
サキュバスは専門スレがあるからなあ…
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 11体目 [転載禁止](c)bbspink.com
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1419782031/

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