母を追いかけてリビングに入ると母は自分のカバンに両手を突っ込みゴソゴソと何かを探していた
催涙スプレーでも出されるのかと思った
俺は立ち止まって母を見ていた
母はカバンから何かを掴むとこちらに向かって歩いてきた
俺は身構えた
母は俺の目の前で立ち止まった
そして横にあったテーブルにバシンっと手を置いた
俺は母の手を見た
母は手をどかした
そこには信じられないものがあった

コンドームだった