俺は驚きのあまりテーブルの上のコンドームから目が離せなかった
しばらくたってから俺は母の顔に目を移した
母は真正面から俺の顔を睨みつけていた
目には涙が溜まっていた
「お母さんは嫌だから!絶対嫌だから!」
母の最後の嘆願だった
しかしその母の思いは俺には届かなかった
母に触れる母を抱ける
俺はその事で頭がいっぱいになっていた
俺は母の置いたコンドームを手に取り自分のポケットに入れた
母は悲しそうな顔をしていた

俺は母を抱きしめようとした