脚よりたっぷりのオイルを手にとり、また温めてから塗っていく。腰から肩、胸の横をすり抜け脇腹へ。左脇腹から背中へ、左右交互に引き上げていく。指先でだ。
そして反対側を、まっすぐ指先でゆっくりと時間をかけて下っていく。右も同じ様に。
ときおり「くっ。。はぁ、、あ、ぁ」と声を漏らす奥さん。
いつのまにか、旦那さんがベッドサイドまで来ていた。とても興奮している。声を聞き逃さまいと近づいてきたようだ。

僕は、頭の方へ移動し、背中を撫でながら下り、横を軽く引っ掻くように登っていく。
「はぁぁっ、はぁぁっ、あぁ、あーっ」漏れる声が多くなってくる。
「気持ちいいね。感じているんでしょう?」
「そ、そんな、こ、と。あっあぁ。」
「声出ちゃってますよ?隠さなくていいのに。」
「い、いじわるい、わ、な、いで」

「◯◯◯、き、気持ちいいのか?」
「あ〜あなた、言わないで、、」

僕は旦那さんをアイコンタクトで諫めた。
もう少し、奥さんには没頭してもらう必要があるからだ。
首筋から肩、そして胸の横を繰り返し、繰り返し円を描いたり指先を縮めながら刺激する。
体をくねらせ、吐息が漏れ、やがて喘ぎ声へと変化していった。