対象箇所による分類では、
男性の外性器(主として陰茎)に対して行われるフェラチオと、
女性の外性器(陰門、陰核、陰唇)に対して行われる
クンニリングスに分けられる。
次の能動性による分類では、イルマチオという行為が存在する。
ラテン語で「乳を与える。吸わせる」という意味の
イルマテ (irrumate)という語から派生したものである。
この語が、レスボス島の女たち、つまりレスビアンたちによって、
陰茎を口に挿入する意味、
さらにそこから口を穢すという意味に転化したのである。
 これは行為としてはフェラチオに同じであるが、被行為者側からみて、
「舐められる・しゃぶられる」ではなくて
「舐めさせる・しゃぶらせる」という能動的な意味を持つ。
行為としては、相手の頭を押さえつけ、
膣性交での射精へと至る運動と同様に、
激しく口腔を突き刺して口中内に射精し
陰茎が萎えるまで口に含ませるというものである。
つまりサディスティックな意味も含んだ、口唇の強姦である。
 次の分類は、行為者たちの態位によるものである。
互いに相手の性器に対する口唇抉擦を行うのが、
所謂シックス・ナインである。
これはその行為中の形が、
69という文字に似ていることから出来た語である。
フランス語でも同じく69の意味の、
ソワサン・ヌフ (Soixant-Neuf) と呼ばれる。
日本語でも同様の意味で巴どりという語があり、
世界各国共通で親しまれていたようである。