任天堂が新型ゲーム機「NX」に懸ける本気

苦戦した理由は、WiiUのゲームパッドを生かした面白いゲームが出てこなかったことに加え、発売当初から人気タイトルをそろえられず、
息切れしたことが大きい。WiiUは発売直前にソフトが正常に起動しなくなるというアクシデントも発生し、多くの人員をトラブル対応に
振り向けた経緯がある。その中には、「ソフト開発の人員も含まれていたため、その後の開発計画に遅れが生じてしまったようだ」(関係者)。

そのためNXでは、ソフトの品ぞろえのみならず、ハードにもWiiUの反省が生かされている。「採算割れで出すという考え方はしていない」
(君島社長)と言うように、WiiU発売時は為替が円高になったこともあり、コスト割れで販売していた。同じ轍をNXでは踏まぬよう、
ハード、ソフトともに、万全の体制で臨むことになる。
http://toyokeizai.net/articles/-/116526?page=2

任天堂決算説明会 質疑応答

Q5 Wii Uの場合、ハードを逆ざやで発売した経緯もあり、コストの考え方についてもNX発売初年度の業績を考えるうえで教えてほしい。

君島:

NXについて、コンセプトなどの詳細は改めて発表する場を設けますので、ご質問いただいた点に関してのみ回答します。
ソフトのラインアップの充実についてはおっしゃる通りです。ソフトのラインアップがハード発売時に揃っていることも今回
NXの発売時期を決めた理由の1つです。そして、発売時だけではなく、その後タイトルを継続して出せる状況でないといけません。
長く遊んでいただくためのプラットフォームとして計画を立てています。

次にコストの考え方ですが、前提としてハードを採算割れで出すという考え方はしていません。Wii U発売当時は為替が大幅に円高になった
背景があり、そのような状況にならないことが前提となりますが、コスト割れで発売するようではビジネスとして成り立っていきませんので、
そういう考えでNXの開発を進めています。
https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/160428qa/02.html