>>630
そりゃあ勿論……いやじゃないけどさ。
ほら、あたしは一人っ子だったからさ、あんまりそう言う甘えたり甘えられたりっての、なかった気がするし。
まどかとは、じゃれあってるみたいな感じ?だったしさ。
だから、あんたがそうやってらしくなく、甘えた所を見せてくれるのは
正直嬉しいっていうか……その、すごく可愛い、っていうか。
(なんとも言えずに困ったような笑みを浮かべてしまって)
あー、もうっ!これ以上言ったら顔から火が出ちゃうよ!

もう、顔も真っ赤だから……あんまり見られたくないんだけど。
(それでも観念したように、振り向いて杏子に顔を見せて)
(やっぱりその表情は真っ赤に染まっていて、瞳は涙で潤んでいて)
こんなところで立ったままで、なんて。ムードも何もないじゃない。
だからさ、こうして……っ。
(杏子の手を取って、一緒にベッドに倒れこんで)
(自分が下になって、杏子を見上げたまま)

いいよ、だから……来て、杏子。