>>12

さて、残りの期間で私が顔を出す日を予想するか
いつ来てもいいように幾重にも準備をして…あえて苦難の道を行くか。
よかろう、それも選択の一つじゃ。
(時代劇のような口調で楽しげに返す)
秋口だったとは言え、さすがに痛んでるか。
江利子だったら塩麹使ったおかずでもあれば、甘酒か
何か醗酵してるかもって喜んであけてくれそうなのに。
止めれば祥子が困る。乃梨子ちゃんも冷めてから困るから、できることは楽しむことだけだった。
それだけよ。
可愛い子猫だなぁーって、可愛がりにもはいれなかったし。
(後ろから手を伸ばしネコにするように頭を撫でて)

それって困るのは私より先に孫と蕾にしか思えないけれど、
わざわざ触れ合いたいって会いに来てくれるなら、嬉しい悲鳴をあげちゃいそう。
(目を開いてびっくり。でも、鼓動がかわることもなく
指先で乃梨子ちゃんの唇をなぞり、それを舐めて)
ん、確かに甘いわ。