(絞首台……私は階段を上るように肩を押される)
…っはぁ…あぁあ…っふぅわぁ…はぁ…イヤっ…です…嫌っ!!

(荒縄の輪が私の首に掛る…震えが止まらない…視界がチカチカと点滅を繰り返す)
…助けてぇ…許して……しぃ…しぃ、しぃ…しぃ…。
(「死にたくない」この言葉が口から出ない…それを言ってしまうと…今、自分が死に直面していると…認めてしまうから…)
(これは何かの…間違え……幻…現実ではない…そう…思いたかった…でも…)

ぐぅ゙ぇえ゙っ!?ぉお゙ぉおおっ…を゙ぉおぉっお゙っ!!!
がぁあ…っあぁあ…あぁ゙っはぁあ―――!!!
(突然、足場が無くなり…深く私の首が荒縄で締め付けられ…)

…っふぅぉお゙ぉぉっ!!ほぉごぉお゙っ!!!
(見開かれる眼球…どろどろと溢れ出す唾液に鼻水……顎を窄め…醜い顔を晒した後…私は―――)

………………。
(骸となった……紫に変色した顔は眼球が飛び出そうなまでにむき出し……首には深く食い込んだ荒縄…)
(……そして、これから…私の骸は…慰み者として…酷使されることとなる…)