>>766
ありがとうしか言えないのが情けないが…
また、あのようなことはないよう気をつけるつもりでいるから、まだまだ俺と一緒にいて欲しい。

それはだな…。
昨夜の件をすまないと思いつつも、本当に気にしなくてよいのか…。
主の気持ちを確かめたかったのもあるが、
俺の気持ちはこうだと伝えたかったのもあったからで、他の刀のことは頭にもなかった。
代わりではないが、俺が主のことばかり考えていたから、こうしてしようと思ってしてしまったのだ。
驚かせてしまうであろうことは分かってはいたのだがな。
こんな時でも、俺のことを考え優しく振る舞ってくれる主のことが好きだからな。
(大胆な行動に出てしまった自らに戸惑う色合いを見せながらも)
(頭に優しさを感じると、心地よさもはらんだ声色で告白し)
(腕の力を弱めると、主に向き直るように回ってもらうようにして、目を細めた嬉しげで穏やかな笑顔を見せて)
そう思えるのは主のおかげだ。