>>774
なっ…場を和ませる為に自虐ネタを引っ張りだすなんて卑怯だぞ?
(寛大な彼とは違い世間一般的に年寄り扱いをされれば怒るだろうという見解の為気を使ったのにと眉間を寄せるがすぐに表情は羞恥と困惑に戻され)
(手を包み込む大きく骨張った男性の掌の暖かさに身体の方から熱に浮かされ)
っ、分かってる…分かってるから…もう…っ
(これ程好意を寄せられる事はこの先の人生では無いだろうと思える位に彼の気持ちは伝わっていて口を開く事にも躊躇いが生じるがこのまま告白が続いては身がもたない)
(閉じた瞳のせいで視界は暗く微かな布の擦れる音が届くと頬に柔らかな感触を感じて薄ら目を開け、離れていく顔の動きに何があったのかを何となく悟るとパクパクと口の開閉を繰り返して)
っ…うぅ…ず、狡いぞ…?目を閉じてる時を狙うなんて…っ反則だ…