>>91
…本当にお前さんは、時々大胆になるのぅ。
ククッ、それともこれも気が合っとるって事なんかの。
(すぐ目の前で恋人がゆっくりと呼吸を整えていく)
(先程まで熱いぐらいだった肌が心地よい温もりになって)
(少し気怠げながらもどこか色気のある恋人の表情に目を細めた)

ん、俺もか?
お前さんほど、きっちりしとる訳じゃないきに
そんなに気にせんでも…。
(見つめてくる美里の視線に気恥ずかしさを感じながらも)
(小さな手が髪に触れて整えるのに任せて、されままになっていたが)

…っ…。
美里、今のはちょっと…くすぐったいぜよ。
(耳元に恋人の顔が寄ってきて、何か言うのかと集中していれば)
(不意に耳たぶが甘く食まれて思わず小さく体が震えた)
(それはまだ繋がったままの美里にも伝わってしまったはずで―)
(隠し様もない事を知りつつも軽く抗議してみる)