>>10
フフ…
(しっとりと滑らか、そして温かい包み込むような優しい握手)
(それと同時に、触れ合う感触はそのまま官能信号に変換されて、少年の脊椎を駆け上り)
(挑発的で露出度の高いレザーコスチュームの視覚信号と合流して…少年の初心な脳髄を刺激する)

まぁ、嬉しいわ。
なかなか今の子供たちって、こういうのに興味を抱かないものっておもっていたから。
(妖艶な大人の女性から、一転少女の様な笑みをほころばせ)
いいわよ。何でも聞いて頂戴ね…そうね、面白いものといえば…
(幾つか棚から見繕い)

・・・おまたせ。(コポポ…
(店の中心に据えられた、禍々しい悪魔の彫刻で飾られたテーブルセットに少年を座らせて)
(甘い薫りの漂うティーポットから、手慣れた様子でカップに紫の湯気立つ液体を注ぐ)
例えば…コレ、分かるかしら?
(タマゴ大の小さな干し首・・・とても紛い物には見えない生々しさで)
縫いつけられた紐を一本解くたび・・・貴方の願いを叶えてくれるわ。
でも、ぜんぶ解いてしまうと…フフ。