(蔦に覆われ古びた欧風の洋館の窓から灯りが洩れる)
さて…こんなところかしら。
(無数の正体不明なアンティークが並ぶ店内を整理する、翡翠色の波打つ髪と白い素肌)
(豊満な肢体のボディラインを、黒く艶めくレザー製のマイクロミニボディコンが、際どくくい込み包み込んで)
(妖美なシルエットを木張りの床に映していた)

夜遅くにも、縁の糸は扉に繋がっているわ…さて、今夜は誰に出会えるのかしら…フフ。
(悪魔を彫り込んだ高い背もたれの椅子に高く脚を組んで腰かけ、テーブルに並んだじっとりと湿り気を帯びた巻物を整理し始めた)

【今夜はお初であまり長くは開いていられないけれど…雑談だけでもお気軽にどうぞ…】
【特製のハーブティーをお出しするわ…フフ。】