(朝の寮の廊下を掃除しながらに優しい声を響かせる寮母の涼子さん)
(所帯染みた姿ではあるが、苦労知らずな裕福な暮らしをしてきたためかその容姿は年齢よりも若く見え、40歳とは思えないほどだ)
(中高生〜大学生の寮生達の生活をたった一人で面倒見なければならないというのにイラついた顔ひとつ見せず笑顔で対応する、その気の配りようは)
(貧乏学生の寮には勿体無いぐらいである)
(雑巾掛けをするたび、振り向くたびにローライズのGパンとニットのセーターの隙間から生々しく白い背中や下腹部の肌がちらつくと言うあり得ないほどの光景が明るく返事をする学生達の視線を釘付けにする)
(そんな時、ガチャンという音がいきなりして)
ごめんなさい
(思わず凉子は誤ってしまう)