>>218
いきなり倒れ掛かってきたりとか…しないでよ…
(じりじりと距離を詰めるゾンビの表情は相変わらずで動き一つ無い)
(だがペニスの様子がなにか変だ、震えて跳ねて)
(まるでエッチな本に描かれていた男子の精を放つ前みたいな動き)
(腕が届くか届かないかの距離まで迫るとゾンビが大きく腕を動かす)
(思い切り上げそれから捕まえようと振る)

よし、今!
(フェイントなどは無くそのまま脇をすり抜けていけた)
(しかし何か変な音がしたような気がして振り向く)
(何かが爆ぜていた)
(白くねばっとしていてペニスから滴る)
(そして鼻を刺激する強烈な匂い…エッチだけじゃない、子作りまでしようとしていたのか)
(そう思うと身体が震えてくる、怖い)
も、もう動かないのかな…
うーん…死んだ後の最後の未練…とか…?
そ、それでも私の始めてがこんなの…なんて嫌だよ…!
(精液を出し終えたゾンビはそれっきり動く気配がない)
(動き出さない保証はないけれども通路をすすむ)
(まだゾンビは居てどうしたらいいか…走って逃げれば大丈夫かもしれない)
(普通に歩くだけでも逃げ切れそうではある)

うー…やっぱりまだ居る…
ごめんなさい、通りますー!
(立って少し進んだ所でまだ立っていてあんな大柄なゾンビは流石に押し返せない)
(かと言って奥に進む他に通路や扉らしきものは見つけられず…)
(意を決してゾンビから目を背けて奥へと進みだした)