>>613
ふぁっ、あっ、んんん〜っ!
(百合花がイクのにあわせてミズチも絶頂に達する)
(ぷしゅっとミズチのあそこから愛液がほとばしって百合花の顔にかかると同時に、ミズチの身体が光を発しはじめる)

んん〜っ、んんっ、んぁっ、あああぁぁぁっ!

(ミズチの苦悶とも快感ともとれる叫びが教室の中に木霊し、ずずずっと教室が強い地震のごとく激しく揺れる)
(ミズチが強く百合花に抱きついているので身動きがとれない)
(揺れはさらに激しくなり、ミズチのあそこ越しに何か巨大なものがうごめいているのがみえる)
(ミズチの身体から発した白い光が集まり、巨大な2匹の白蛇になっていた)
(白蛇は教室内の椅子や机をなぎ払い、教室の壁にぶつかり、窓ガラスが割れ、黒板が吹き飛び、壁も天井も――)


***

(気が付くと、見覚えのある天井が見えていた。社会科教室の天井だ)
(教室の中は明るく、天井の蛍光灯も光っているし、窓の外からは冬の日差しが差し込んでいる)
「お、乙姫ちゃん?」
「せんせ、先生!?」
(周囲から驚いた声が聞こえてくる。生徒の声。生徒は6人。ここを活動場所としている占い研究会の女の子たちだ)
ん、んん……
(さらに百合花の上からうめき声が聞こえる。ミズチの声。シックスナインの体勢のまま、百合花の上に重なっている)
(短いスカートの中は丸見えで、レースがふんだんに使われている白い下着が見えてしまっている)
(ミズチはちゃんと制服を着ているし、百合花もスーツを着ている)
(さっきまでの体験はまるで夢のように思えるが、ミズチのショーツはぐっしょりと濡れているし、百合花も同様で、)
(夢ではなかったことを伝えているようだった)
「あの、だ、大丈夫ですか?」「乙姫ちゃん、気絶してるよ?」「夢?心霊現象?」「やっぱり乙姫ちゃんは本物?」
(占い研究会の生徒たちの不安げな声が聞こえる)