(彼が赴任してきた時は本当に驚いた。学校の先生になるという彼の夢をよく聞いていたが、まさか自分が通っている学校に先生としてやってくるとは……)
(小さな頃からべったりだったお兄ちゃん…数年会わなかったものの、姿を遠目で見ただけでお兄ちゃんだとわかった)
(もちろん、彼だとわかってからべったりになってしまった)
……ふふ、まさか亮兄ちゃんがこの学校に来るだなんて、どうして教えてくれなかったの?
私はすぐわかったよ?でも昔より身体がガッチリしたねぇ♪
(夕日に染まる教室、子供に戻ったような表情で楽しげに話す芹)
(彼に身体を預け、寄り添うようにして甘える)

も、もう…♪匂いだなんて……あせくさく、ない?
(芹からはプールの塩素の匂いと、シャンプー、そして汗の匂いがふんわりと漂う)
(軽く腰を抱かれ、少々恥ずかしげな芹の頬は薄っすらと赤く染まっていて)
小さい頃、私もお兄ちゃんみたいにおっきくなる!なんて言ってたのを思い出したよ。
ふふ、ほんとにおっきくなっちゃった……。
おっきくなりすぎて、からかわれちゃうくらいだもん。
(彼と最後にあった日と比べると、身長も胸もお尻も、すべてががらりと見違えるように成長していた)

………。
(彼の怪訝な表情、どうして黙ったのか?との質問にくす、と笑う)
亮兄ちゃん……?
(にや、といたずらっぽい笑みを浮かべ、彼に問いかける)
………私、亮兄ちゃんのこと……前よりももっと好きになっちゃった……。
昔よりもガッチリして、もっともっとカッコよくなって……女の子にモテモテだよね?ふふ、妬いちゃうよ……。
(彼に身体を寄せ、上目遣いで話す芹)
だから………私と、恋人に、なってほしいなって…。
私だけの亮兄ちゃんに、なってほしいんだ……。

【大変お待たせいたしました、素敵なロールありがとうございます】