>>431
(森の奥深くまで入り込んだシンシアを逃すまいと襲いかかる蔦)
(見た目こそ普通の植物の蔦とあまり変わらないが、悪魔の蔦と呼ばれるだけに性質は異なる)
(植物であれば確実に引きちぎられるような力を加えられてもビクともしない)
(更に生き物のような弾力を持ち、個々の蔦が命を持っているように独自に動き回る)
(両手をそして足を絡め取り、シンシアが抵抗することも逃げることもできないようにしてしまう)

(瞬く間に捕縛を終えて獲物を拘束した蔦が次に狙うのは、その獲物の体である)
(聖騎士を象徴する白銀の鎧を嘲笑うように軽やかに避けて、その隙間から細い蔦が幾つも潜り込んでいく)
(防具が意味をなさないまますぐにアンダーウェアに蔦が触れて、くすぐったいような感触がシンシアを襲う)
(胸周りに幾つもの蔦が集まってきて、這い回りながら膨らみを覆っていく)
(最初は軽く触れるだけであったが少しずつ押し付けるようになり、蔦の感触が襲っていく)
(次第に蔦が熱を帯びてくればまるで無数の指に弄られるような感触になるだろう)
(胸だけではなく腹や下半身の方にも蔦は伸びていき、身体中を撫で回されるような感覚が襲っていく)

(蔦が帯びた熱は単なる発熱ではなく、表面からある液体を出したことによるもの)
(その液体はアンダーウェアを少しずつ溶かし始めていたが、今はまだそれだけ)
(溶けたアンダーウェアから現れた肌に触れることになれば、蔦が持つ熱がシンシアに乗り移ったように広がることになる)

【書き出しありがとう。よろしくね】