>>163

『なんで私があんたの眷属とやらにならなあかんねん!ていうかそんなんになる訳ないやろ!』

「なりますよ?ナオさんを手札に加えれば私はもう……彼らに頭を下げる必要はない
真に無機物による有機物への報復を始めることができるのです」

『それにこの悪趣味な服はなん……はうっ!?ど、どこさわって…や、やぁ…近づくなぁ…!』

「あら人間は女の子の人形にこういう服を着せると聞いたのですけど
それにすごく似合ってますよ?ナオさんの趣味ではないのかもしれませんが」

必死の表情で抵抗を続けるナオをじっと見下ろすレギーナ
やがてひとしきり彼女が天使の力を使い、疲れが見え始めたのを確認……

「というわけで、貴方と議論をしたいわけではないので……
始めてしまいますね。近づくな?わかりました。遠くから見つめています」

数歩後ろに下がり、手の内にあるリモコンをナオの拘束されている分娩台に
向かって操作する白い服の少女

うぃぃんと音を立てて手術台の支柱からアームが姿を見せる
その先端はミミズのように細く、やわらかい素材でできたもの

温感ローションにたっぷりと濡れたその先端は
ナオのスカートの中に入っていき、そして肛門の周りを
一度もみほぐすように撫でた後
ぬぷぷ……と音を立てながら侵入してゆく
そして少女の体内で
どぷり
と音を立てて暖かい液体が放出される

「それはあなたを殺す毒……ナノマシンと皆さんが呼んでいるものです
ああ大丈夫、ナオさんのお腹の中は事前に処理しておいたので」

その液体は甘く蕩けるように腸壁から急速に吸収されてゆく

「その効用は二つ。一つはナオさんの感度を3万倍に高めること
きっとナオさんの脳は……あるいは心臓はその快感に耐えられない
そしてもう一つは」

そう言いながらナオの様子をしばらく見つめる

<<快感に焼き尽くされた貴方の体に新しい魂をインストールすること
嘘だと思う? ほら、今この瞬間も……私の顔を見てくださいな?>>

恐らくナオははっきりと気付くだろう。
この説明をしている間、白いドレスに身を包んだ少女の口は動いてはいないということに。

<<貴方の脳に"情報"を直接送ることができるようになりました
つまり貴方の心には自由にアクセスできるということ
そしてもちろん体にも、です>>

そこまで"念話"を送った辺りで……唐突にナオの直腸に挿し込まれていた
細いディルドがウィィィンと卑猥な音を立てて小刻みに震え始める

<<例えばこのまま……後ろの穴だけを犯し尽くして葬ることもできるかもしれません
貴方が清らかな体のまま墜ちることをお望みなら、そうしますが……>>

機械的な印象の笑みを浮かべながら問いかける