う、うん……芹さんのおてて……あったかいね……
(千歳の小さな手は、彼女の手にすっぽりと包まれるように握られ)
(彼女にされるがまま、時々そっぽを向いて照れ隠ししていた)
(彼女は自分のことをお姉ちゃんと呼ぶが、千歳からそう呼ぶのはまだまだ勇気がいるらしい)

おじゃましまーす。
芹さんっ、今日はよろしくお願いしますっ……
(彼女の家に上がり、リビングへと通されて)
(改めて彼女に向かってぺこりとお辞儀。そのままちょこんと座ると)
(芹さんがコートを脱いでダイニングの方へと向かっていく)
(ふたりっきりで、それも芹さんの家でお泊まり。ドキドキしない方がおかしい状況で)
(どこか落ち着かない様子で、お茶を淹れる芹さんを見つめていた)
(千歳の体より一回りも大きな体だけど、とっても優しくて綺麗で、そんな芹さんに対して、色々な感情が湧き上がっていた)

【すいません!始まったばかりなのですが今夜は時間が……】
【今夜はここまでとさせていただきたいのですがよろしいでしょうか……?】
【次回は日付変わって今夜20日の21時から、もしくは日曜日の20時はいかがでしょう?】