べ、別に緊張なんか……!
してない、けどぉ……
(ちょっとだけ強い口調で否定する。緊張してるのは丸わかりで)
(もちろん、一緒にお泊まり出来るのはとても嬉しいけど、どんな風に彼女と接したらいいのか、考えあぐねていた)
晩ごはんは……えーと、クリームシチューが食べたい、かな。
(出されたミルクティを一口飲み、彼女の顔を見つめる)
(自分では少しクールに決めたつもりだったけど、味覚はお子さまなせいかイマイチ決まらず)
(にっこり微笑んでくれる芹さんに、どうしたらいいのかは分からずじまいで……)

あ、あの……晩ごはんまで芹さんのお部屋にいていいかな?
また呼んでくれたら降りてくるしっ……!
(そう言うと返事も聞かず、2階にある彼女の部屋へと逃げてしまった)
(あのままリビングで2人きりだったら、ずっと気まずい空気が流れていたかもしれない)
(こっちも気分を切り替えるため、何度か上がったことのあるお部屋に向かったのだった)

【こんばんは、ロールのためにお借りいたします】
【昨晩は大変申し訳ありませんでした。今夜もよろしくお願いいたします】