ん〜〜………?
……ふふ、わかったわかった。緊張なんてしてないんだね♪
(彼の慌てっぷりに思わず笑ってしまいそうになるのをこらえながら、彼のプライドを傷つけないように返事をして)
クリームシチューかぁ、よし、お姉ちゃん頑張って作るね。
(彼のリクエストを聞くと、早速芹は立ち上がって)
(お腹をすかせているであろう彼の為、早くごちそうしてあげようと気が急いたのか、学校の制服の上にエプロンを付ける)
(シチューの材料を確認している芹に、彼が声をかける)
ん…?
あぁ、お姉ちゃんの部屋で?いいよ。ゲームでもして待ってて!
(彼の提案に快諾すると、芹は鼻歌を歌いながら料理を始める)

(そして、芹の部屋…)
(車やバイクの雑誌や漫画が入った本棚、机の上には作りかけのプラモデル)
(まるで男の子のような部屋ではあるものの、所々にファッション誌や可愛らしいぬいぐるみなどが置いてある)
(あべこべな空間ではあるものの、ベッドの上には脱ぎっぱなしの芹のセーターやスパッツ)
(そして、壁には丁寧にハンガーに掛けられた学校指定の競泳水着がかけられていて)
(芹が年相応の女性であることも垣間見えた)

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