>>190
あっ、新しい指示が来てる
(報告を書き終え、仕事の休憩時間に更新が来ていることを確認すると目を通す)
……まぁ、否定はできませんね
(実際に体は7年前の記憶を維持しており、指示を遂行してすぐ終わるものだと思っていたはずなのに体はそれ以上の快楽を求めて行動に移っていました)
まだ体に心がついて行けてないのが実情ですけど…
(体は肌に空気が触れるだけでもあの頃の緊迫感や羞恥心を思い出して時折火照ることもあるのですが、それに対して私自身の心はその快楽に飲まれることに恐怖を未だ感じていました)

またこれを使うようになるなんて思ってたかな…
(一度家に帰宅するとある程度の長さのある金色の鎖を手に取ります)
(両端と中央に当たる箇所に星形のクリップの付属したそれは過去に使用していた『夜の制服』と呼んでいたものの一つです)
(一時期はこれを服の下で着用し、一日中過ごしていた時期も何度かあり、これの他にラバーの手袋とブーツを合わせて着用して露出行為に及んでいたこともありました)
(徐にシャツのボタンに手をかけると前をはだけさせてシンプルな装飾の無いブラを露出し、それを上にたくしあげます)
(ジーンズもボタンとジッパーを外すとその下から覗くブラと同一のデザインのショーツとともに膝まで下ろしました)
…っ!!
(まず最初に右乳首にクリップを挟み込みますが、久々の感覚は鋭い痛覚と快感とが混ざり合ったようなものでした)
もう…一つ……んぅっ!!
(続けて左乳首にも同様にクリップを挟み込むと、同様の感覚が倍増して身体中を走り抜けて行きました)
あ……あとは……
(秘所から陰核を摘み上げると震える手でクリップをそこに挟み込みました)
ーーーーッ!!
(咄嗟に口元を押さえましたが、想像を絶するほどの快楽が体に押し寄せ、制御しきれないままに体をのけぞらせてしまいます)
(視界が白く点滅し、足腰は痺れたかのように力が入りませんでした)
こ……これで……荷物、荷物を……
(よろよろと立ちあがりますが、半分脱げかかったジーンズに脚がもつれてしまいました)
そうだ、服……どうしようかな
(どう遠回りや迂回の道を通ったところで多少なりとも人目のつきやすい所を一度は通過しなくてはならず、裸で…ましてやそれにアクセサリーを付与した状態で通れるような場所ではありませんでした)
えっと……
(ジンジンと痛みと快楽を混ぜ合わせたような感覚が全身に駆け巡るのを感じながら私は思考を巡らせていました)
まずこの状態だとジーンズはダメ…引っかかっちゃう
なら……
(ジーンズを足から引き抜き、なるべく鎖に干渉しない様にしながら、シャツも一旦下着共々脱ぎ去り、裸に例の鎖だけをつけた状態になります)
これなら大丈夫かな…?
(そう呟き引っ張り出したのは普通のものより少し裾を長めに用意したボタンシャツ)
(普段であれば下にズボンないしはショートパンツを履いてコーディネートするものですが、現状の体に合う衣類で最適なものはこれの他にありませんでした)
シャツワンピっていうことにすれば…大丈夫……だよね?
(着替えを終えると一度深呼吸をして玄関の扉に手をかけて外へと向かいます)
あんまり趣味じゃないから買ってなかったけど少しはスカートも持っておくべきだったかな…
(時刻は真夜中、人通りもなく、耳を澄ましても遠くでかすかに車のエンジン音が聞こえるだけの状況でした)

【分割させて戴きます】