>>170
「休憩の前はさっぱりエリスの声が聞こえなかったのに、
聞こえるようになっちゃったってことは…これじゃまだ実戦は遠いなぁ。
ええ、そうですとも。しっかり見えちゃってますって…。」
(エリスの声が聞こえるようなったので言い返すことにしていくが、
訓練に集中が出来ずにいやらしい事を考えているという事。
一種の精神攻撃なのだろうけど誘惑に逆らえなかった自業自得でもある。)

「攻撃を避ける時は最小限の動きが原則ですからね。
驚かせるような形で攻撃しないと大きく動かすのは難しいけど…。
い、いくらサキュバスで先輩だからって、
女の子をいじめるとか騎士の名折れ…色んな意味でそれは無理かなぁ。」
(思考が筒抜け状態では不意討ちどころか普通の攻撃も決まるわけもなく、
ひょいひょいと宙を舞う羽毛を切ろうとしているかのように攻撃が当たらない。)
(頭の横に手をやって気合を入れ直すようにし、その途中で目をつむったのだけど、
普段以上にエッチなエリスの姿を目に入れないというのは、
色欲から逃れるのに少しは効果があったのか、エリスとの通信状況が若干悪くなっていく。)
(ならばものは試しとばかりに目を閉じたまま、
エリス本人の香りと自分の出した精液の匂いを頼りに、
当てずっぽうで攻撃を当てようとして剣を振ってみた。)

【ふむ…候補生くん達をどう動かすべきか。
考えてるのって多分2vs1とかそんな感じよね?フェアじゃないけど。】