>>239
(消えていたのは羽根だけではない。魔力で形成されていたもの全部。
この部屋の全てがそうだし、彼女の衣服も魔力で形成されていたもの。
シャワールームでさえ外さなかった一部の装飾品も無くなっていた。)
(あるタイミングで周りの音が急にわっと増えた。
見かけは変わらないのだけど、元のシャワールームに戻れたようだ。)

それは多分女の人だけ分かるものなんでしょうね。
つら気持ちいいのは一緒に理解できても、流石にそればっかりは…。
そ、そうだよな…不可抗力たってあんな事したら当然…っ。
(テレパシーが無くなっても心の変化までは元通りといかず、
マゾな彼女の気持ちは相変わらずよく分かるまま。
そして肘を押し付けられて言われたことに自分のヤッた事の結果を当然想像して…。)

やっぱりそうですよね。
最後に出した時から急に何も聞こえなくなって…!?
ああ…こうなる気はしてました。騎士のボクとしてはこれで良かったはずです。
いつまでも先輩後輩じゃ居られないってことでしょうから。
(サキュバスの力が消えると同時に起こっていた身体の消失…
討伐したのだから居なくなってしまうのは当然なのだと覚悟もあった様子。
でもほんのちょっとだけ猶予があるのは本来仕えていた神の加護なのだろうか。)
(光の波紋になった彼女に思わず手が伸びるけどそれは空を切って…
心身に残った気持ちよさがあの時間が現実だったのだと語っている。
が、いつまでもここには居られない…服を整えるといそいそと自室に戻って。)

(前の晩までなら確実にエリスに搾られていたはずの時間。
数日ぶりに本当に落ち着いて眠れる状況が来たとあってか、
寝息一つ立てずにストンと落ちていく…アレだけヤッておいて疲れないわけもない。)