だって……彩くんの様子を見てれば…………わかるから…………
(自身の状態に対して理解も及ばないままに彩文は自身の快楽に身を委ね始める)
(男性器の下に現れた割れ目に指を這わせ、その感触を確かめるようにゆっくりと触れていくと、触れた感触が完全な女性器のもののように奥深さと沈みこむ感覚を覚える)
……そう…………なら、良かった……彩……くん……
(彼自身がその変異に対して自覚している様子も見られないため彼を『彼』として呼んではいたものの、声色や容姿なども相まってもはや完全な少女として生まれ変わろうとしているのを目の当たりにしていたために呼び方に一瞬戸惑う)
……!!
(彩文が恍惚として快楽と絶頂に狂わされている最中、紗枝は誰かの足音が聞こえるのを感じて警戒する)
…………これで……大丈夫だと思う…………もう少し落ち着いたら……帰ろう?
(脱がした彩文の制服を軽く畳んで側に置くと紗枝は彩文の様子を伺いながら帰路に就く)
思ったよりも進行が速かったわね……
あの子の順応性と素質が良かったのかしら……目を付けて正解だったわ
(学校で確認した彩文の変化と先日の戦闘で感じたサファイアの成長具合を鑑みてサリヴァーンは考えを巡らせる)
私としては別に困ることでもないのだけれど…………いえ、そちらの方が都合がいいのかもしれないわね
邪魔が来てもあの子自身が勝手に処理してくれるなら安心するわ
(サリヴァーンが危惧していたのはサファイアが他の妖魔に奪われることであり、たとえ同族の妖魔が犠牲になろうともサファイアの実力が十分に妖魔と渡り合えるようなものに成長すればそれでいいと感じていた)
下手に私が手だしして面倒事になっても嫌だからね、貴女は私以外の妖魔には絶対に渡さないわ……
(彩文が自身の身体の変化に困惑している最中、サリヴァーンは彼のこれからの行く末に思いをはせながら夜の街を眺めていた)
……
(そして、彼女のテリトリーは彩文の夢の中にまで広がり始めていた)
(元々サキュバスが活動の場としてよく利用していた所に人間の夢世界などが挙げられていたのは古来からの伝承の通りで、悠久の時を過ごす彼女も同様に容易に夢世界へと侵入を果たす)
(現実と見まごう鮮明な夢にサリヴァーンはその意識を割り込ませて夢の中での自身の意識を乗っ取る)
ほら、もうこれで終わりかしら?
(夢の中での自身はサファイアを拘束し、それを少し離れたところで彩文が見ていたのを視認していた)
あらあら、随分可愛らしい服装をしているのね……彩文くん?
(気が付くと彩文とサファイアは服装と立ち位置が入れ替わり、彩文の服を着たサファイアが消えるようにし、いつの間にか拘束も解かれていた)
ふふ……女の子の気持ち、そろそろ彩文くんもちゃんとわかってきたんじゃない
貴方のその素質を引き出して見せなさい
(あくまでこれは彩文が無意識と意識の狭間で見る夢であるということをサリヴァーンも理解しており、あまり過度な干渉は避けながらも時折彩文の夢へと介入してその様子を傍観する)
(この場でのサリヴァーンは『彩文の夢の中でのサリヴァーン』としての役割に徹しておりながらも彩文が女性の快楽をサファイアに教え込まれている際にはそれを助長させるような態度をとる)
【夢の世界ではサリヴァーンも一応介入はするものの過干渉にはならない程度にいったん収めておきます、今後の流れ次第でそのまま傍観するか干渉していくかは考えていこうかと思います】
【一応現状翌日日曜日は9:00より現状では時間の確保が可能ですが、急な報告になってしまいましたので互いに時間が取れた際に返信をしていく形でもこちらは構いません】