>>8
「ふぅ……」
(大型クリーチャー退治で何日もかかる大きな仕事を終えたリーゼ)
(ギルドで報酬を受け取り、いつものお気に入りのテーブルに陣取り)
(顔見知りの男達の挨拶に応えながら、ギルド内を何とはなしに見回していた)

「……グ、グラド!」
(自分の名前を耳にして、そちらに顔を向けると、すっかり馴染みになった男の姿が目に入る)
「こ、こっちだよ!」
(慌てて立ち上がりそうになったが、他の傭兵達の目があることを意識して、手を振って呼びかけるだけにとどめる)

「あたしを探していたの? またいつもの護衛の依頼かい? 今度はどこなのさ?」
(近寄ってきた男に、そう質問する)


【このままギルドで契約済ませて、ホテルとか宿に直行でもOKですよ】