妙な話ではあるが、先輩とのセックスで、美雪は心の中の厚い氷が少しだけ溶けた様な気がしていた。金田一は、確かに自分の気持ちを裏切った。しかし、まだ彼とは付き合っている訳でも無いのだ。
でも何があったとしても、たとえ大好きな人に裏切られたとしても…自分の気持ちがどこにあるか誰を思っているか…要は自分の気持ちが一番大切なのだ。
金田一は、その事を分かっていたのかも知れない。だから言わなければ分からなかった事まで、ちゃんと打ち明けてくれたのだろう。
(ダメだな、今更その事に気付くなんて……あたし、まだまだ子供だな……明日はじめちゃんに会ったら、普通に話しをしてみよう…)
先輩の想いが、美雪を少しだけ立ち直らせてくれた様な気がした。

「う〜ん……ヨシ、そんな感じでいいよ!」
「……はい//////」
あれからしばらくして、二人はデッサンを開始した。美雪は長めの白のストールを身に着け、ポーズを決める。もちろんストールの下は、何も身に着けてはいない。
先輩はスケッチブックに向かい、筆を執る。繊細な美雪の身体に思わず息を飲む。整った美しい横顔、長く綺麗な黒髪、豊満な乳房……その身体を抱いたのだと思うと、興奮してしまう。
上半身は白いストールを肩から羽織っているだけなので、身体のセンターラインがおへその位置まで綺麗に露出されている。
ストールの隙間から覗く、美雪のふっくらとしたおっぱいの先端…そして、その下から透けて見える乳首の突起が妙に色っぽい。
下半身は下半身で、アソコはストールで隠れてはいるものの、付け根から剥き出しの白い太ももに、男なら誰でもそそられるだろう。先程美雪と関係を結んだばかりなのに、また美雪に触れたくなってしまう。
「七瀬…っ//////」
「きゃっ!?//////」
先輩はデッサンの手を止め、そのまま美雪に近付くと、ボスっと柔らかい太ももに顔を埋めた。