(やだっ、あたしたったら……何考えてんだろっ//////)
美雪は一人頭を左右に振る。そんな事とは、もちろん全く知らない先輩は、美雪にコソッと耳打ちする。
「七瀬、昨日はごめんな……でも俺、七瀬の事、諦めないから//////」
(…は、はいぃ?//////)
美雪の顔が赤面する。実はあの後、結局彼を拒めず、またセックスをしてしまっていたのである。しかも美雪は、連続でイカされてしまっていたのだ。
昨日が初めてだったというのに、先輩に美雪の感じる場所を的確に探り当てられ、そこを何度も責められてしまった。そして二回も膣内射精されていた。
それ程までに濃密な時間を共にした先輩と美雪は、ただならぬ雰囲気を醸し出しており、そんな二人を見た金田一はムッとして、美雪をクイッと引っ張った。
「な、何やってんだよ!早く行くぞ!」
「あっ!?ま、待ってよ!はじめちゃん!!」
駆け出す金田一に、美雪は付いて行く。金田一のあからさまな嫉妬に、美雪は不謹慎ながらも嬉しく思っていた。すると、そんな二人を見ていた先輩が声を掛けてきた。
「おい、金田一!!」
いきなり名を呼ばれた事に驚いて、金田一は振り向く。
「宣戦布告ッ!」
先輩は親指を下に向けると、ニッと金田一に微笑んだ。