「さあ、どうぞ……中に入って」
先輩部員達の部屋へと案内された美雪は、室内へと足を踏み入れる。部屋の内装は美雪達が泊まった部屋と良く似ていたが、ただ違うのはベッドの大きさであった。
カップルが泊まる為の部屋に在る様なキングサイズのベッドが、どうしてここに在るのか、美雪は不思議に思っていた。
どう考えても、ここは数人で寝泊り出来る部屋では無い。それなのに彼等は、自分達の部屋だと案内したのだ。
「あの、あたしに用事って……きゃっ!?」
不安に駆られた美雪は、そう言って振り返ろうとした瞬間、ドンっと背中を押され、ベッドへと倒れ込んでしまった。すると、部屋の奥からゾロゾロと複数の男子達が姿を現してきた。そして、美雪を取り囲む様に迫ってくる。
「えっ?…な、なに?」
彼等は、美雪をいやらい目付きで自分を見つめてくる。そんな彼等の様子に、美雪は身構えた。
「へへへへっ、どーも美雪ちゃん♪」
「…な、なんなんですか、あなた達は……なんでこんな事を!?」
「そんなに毛嫌いすんなよ、美雪ちゃん。俺達はただ、美雪ちゃんと仲良くなりたいだけなんだからさぁ」
「え?なにを言って……」
美術部員達の言っている事が理解出来ず、美雪は戸惑ってしまう。すると、そんな美雪を連れてきた先輩部員が、部屋の鍵をカチャリと閉め、ニヤニヤしながら美雪に言う。
「ちゃんと言っただろ?この旅行中に、どうしても美雪ちゃんにして貰いたい事があるって……」
すると、美術部員の一人が美雪に彼等が襲い掛かり、美雪の口を手で塞いできた。
「ああっ!?い、いやあぁっ……ん゛、ん゛ぐうっ!!」
暴れる美雪を押し倒し、羽交い絞めにして押さえ込む。そして他の部員が短いスカートから覗く白い太ももを、いやらしい手つきで撫で回し始める。すると、残りの部員達も興奮した様に、美雪の身体に襲い掛かってきた。