【彼女とAV・その2】

メガネ女がどこかに携帯をかけ、5分もしないうちに、
ふたりの男が入って来た。男優だ。
男優Aはプロレスラーみたいな筋肉質の大男。男優Bは
対照的な細身で、ロン毛のにチャラい奴だった。
カメラマンもふたり。
街中で俺たちを撮っていたAと、部屋に控えていたB。
スタジオ?はいきなり人口密度が高くなった。
「それではあ、インタビューから始めまあス」
どうやらメガネ女がMCというか、ディレクターらしい。
大丈夫か?大丈夫なのか?
エリコをソファーに座らせ、両側に男優ふたりが座る。
「お名前、年齢、スリーサイズをお願いしまあス」
「エリコです。19歳になりました。上から85、ろ…59、
88です」
「初体験と経験人数はぁ?」
俺の方をためらいがちにちらちら見つつ、
「初めては中三でえ、相手は卒業式のときに告られた
一年下の後輩でした…」
エリコの両側に座っている男優ふたりが、耳や頬をぺろぺろと
舐め回したり、胸を揉みしだいている。
「高校に…入ってから…うン…部活の先輩とか同級生とか
…あン…ナンパとかで…4、5人くらいとしちゃいました…」
俺は高校卒業まで童貞で、エリコが初めての相手だった。
何もわからなかった俺をエスコートしてはくれたけど、
やはりそこまでカミングアウトされると、ちょっとヘコむ
なあ…(とか言いつつボッキしかかってるけど)。

携帯からなので、この辺で一旦挙げます。
つーづーくー。