一時開後

ユイファの現在地は地下組織のマーケットだ。
ここで魔薬の売買がされているはずだが…
一匹の魔物が声をかけてきた。
「やぁ、可愛いお嬢さん。お名前は?」
「リンネルといいます。」
ユイファは偽名を使った。
同年代の中毒死した少女の名前を使ったのだが…
「きゃあぁぁ!!」
後ろからもう一匹の魔物がユイファを取り押さえ
眠り薬を盛られた。
「うぷっ、うぷぷ…」
ユイファは吐き出そうとしたが、無理やり飲まされて意識を失った。
ユイファの姿が裏口から消えたのを見た者は一人もいなかった…