三: 話はサブカル系で頭を空っぽにして読むには少々邪魔ともいえるような作り。
しかしながら、作者が成年漫画から離れる前に描かれた「夢を廻る円環」は今読んでも絵も話も最高潮に達していると思う。
この話が単行本化されたことが素直に嬉しい。これからも描き続けて欲しいと本気で思った。


四: 汗だくになりながらナメクジのように身体をぬめぬめとすり合わせるようなネチっこい描写が良い。
性に対して貪欲な妙齢な女性という綺麗さ・可愛さとエロさ・下品さのバランスが良く好き。
地味めな少女が乱れる「誘う図書館」とか男の屑っぷりが好きだけど、単行本だと1コマでフォローされ後味が悪くない。


五: 女の子の表情とか表現とか本当に良いと思った。特に「布団の中の宇宙」でエロシーンと普段の姿を交互に描くところとか非常に良い。
ただスレになんか湧いていたので一歩距離を置いて読み直してみたが、やっぱり選んでしまった。
もう素直に良いと思う。


○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
久しぶりの単行本とか待望の初単行本とか、いろいろ読めて満足している。
しかし自分が読んだ冊数は年々減っていっているので良作に触れる機会も減っているのだろう。