特典
キャラ設定ラフ絵リーフレット4P キャラの注文指定らしき文章+ラフ絵
ジークフリート、オーロラ国、序盤の人妻(コンスタンツェ)など

感想
すこし不思議ヒロインとのイチャイチャ劇。うんうんこういうのでいいんだよこういうので。
挿絵は最近コンビの「HIMA」エロ絵配分が多く、巨乳はホントに「巨」のレベルなのでこれに惹かれたのであればとりあえず○。

さて展開は、自分と祖国にかけられた呪いを解くために魔剣を探す王子と、当の魔剣に関係しているメイドの物語。
とはいえやってることは籠絡であり、ヒロイン自身も主人公に惹かれたりとボーイミーツガールの基本中の基本と言える。
設定もそれなりに練ってあり、ファンタジー+エロというエロラノベパターンにもピッタリ。

HとしてはライトSMありだがほどほど軽め。初体験はレイプ同然だが徐々に文字通りほぐれていき、終盤はデレデレ。
掛け合いのテンポがよく、最近の陵辱趣味とは毛色が違うと言っていいだろう。

難点としては、まず主人公は王子だが数々情報を集めるうちに女性遍歴が多くなっており、ヴィオラからも「スケコマシ」呼ばわり。
以前の主人である男爵に嫉妬するなど見苦しいところもある。
血なまぐささは無いが男爵や魔女、ましてやヴィオラが取り殺してきた冒険者など地味に不幸や死人が多い。まあ前作よりはマシだが。
そーいう意味で最近の悲惨風味やNTR妄想スレスレの雰囲気が好みだと合わないかもしれない。

総じるとファンタジーでボーイミーツガールをちゃんと押さえている良作。これを求めているなら買いだろう。
それにしてもこの世界、王族が結婚相手を見つけてくるパターン多いな。