「転生領主の催眠ハーレム王国」
朱月十話/HIMA

登場人物
−レント・エドガルド:エドガルド家の嫡男。前世の記憶を持つが、その最期など詳しい内容は不明。15歳。
 伯爵家の継承権を持ち、精神年齢故の高い知性と思慮深さ、剣や魔法の才能も秘めている。常に敬語で冷静な性格。
−シルヴィナ:ウィズ騎士王国の王女で王位継承権を持つ。銀髪でハープの名手。(表紙右上)
−セリア・ラムズワース:レントの異母妹で妾の子。黒髪。継承権を持たないため別姓。14歳だがグラマラス。(表紙中央)
 本来は政略結婚などが予定されていたが、領内一を決める大会で兄を打ち負かす剣の腕を見せて専任の護衛剣士となっている。
−クリームヒルト:レントに付けられた家庭教師。登場時21歳→26歳。(表紙左下)
 魔法の才能を持ち、彼女がきっかけでレントの能力が目覚めることとなる。家族を除けば付き合いの長い相手。
 文中では特に言及がないが、挿絵では眼鏡を掛けている。(重要)
−ヒルダ・カーライル:王国の大将軍で女性ながらも人気と実力がある。金髪に黒い鎧がトレードマーク。(表紙左上)
−ユーシス:エドガルド領内で活動する商人の元締め。男装の麗人、らしいが…(表紙右下)

あらすじ
エドガルド家の長男として産まれたレント。彼には前世の記憶があり、その大人びた精神年齢と知能で既に神童と称えられていた。
だが彼の父・レイリック伯爵はお人好しだが政治には無頓着であり、領内の鉱物資源と納税とのバランスの悪さから、将来国からの領地摂取を受ける危機を孕んでいた。
これらの事態に対応すべく、幼い頃から研鑽を重ねていくレント。
そしてある日、彼は家庭教師・クリームヒルトから一つの魔法を教わる。
『催眠』 古代語のやりとりで相手を支配できるものの、ほとんど効力が発揮出来ないお飾りとして載っている程度の魔法。
しかしレントが使用できたそれは今までに無いほどに強力な効力と支配力を持つモノであった。
こうして強大な力を手にしたレント。数々の女性達と出会い、領内どころか国の行く末まで左右する彼の活躍が始まろうとしていた。