かつて抜いた菊地描写シリーズ2
妖戦地帯2・淫囚篇より

 守りが破られた。守りはあるのに、蹂躙されていく。
 破壊の味であった。
 貫かれる予感が芳恵に我を忘れさせた。
 尻をふりながら芳恵は口と手に力を込めた。
 少しして、喉の奥に、馴染みの感触と香りがとんだ。
 手の甲にもそれは跳ね返った。