0372孕ませられる母
2017/06/29(木) 08:34:45.03ID:Y1IUmIag「ねえ……、和雄はどう思ってるの?」
「……どうって、なにが……?」?
「……母さんが……、男の人と子供を作るのを……」
「それは……」
突然の質問に和雄は言葉に詰まってしまう。
「やっぱり、悪い母親よね……」
「そ、そんなことないよっ!」
「でも……」
「そのおかげでうちも助かるし、それに父さんだって……」
「そう……、かしら……」
「そうだって。だから母さんも元気出しなよ」
「そうよね、母さん、頑張んなきゃね」
「そうそう、その意気その意気」
やはり母は父や家族を裏切ることを心苦しく思っていたのだろう。
たとえそれが家族の為であったとしてもだ。
和雄はそんな母を元気付けてあげたかった。
母が男の子供を産んだとしても、母は母だと。
だから母が気に病む必要はないと。
さすがに、母が乱れ、堕ちていく姿が見たいとは、口が裂けても言えなかった。