「わかったよ……皆、追い出してやる。ここは僕だけの居場所だ」
仰向けの息子が、猛然と腰を振り乱した。
膝立ちで跨っている私の股間に、間断なく怒張が突き立てられる。
「そ、そんな、激し過ぎるわ――だ、ダメ……」
 私は体を起こしていられず、前に身を傾けてリビングの床に両手を着く。乳房が前に突きだされ、我が子の頭上で弾んで震えた。
 力強いピストンで、子宮を打ち上げられるたびに背筋に電流が走る。
触れられてもいない乳頭が、痛いほどに疼いて尖ってきた。
(すごい。硬いから、全身を貫かれるみたい……)
 我が子の前でも、私は嗚咽をこらえられなかった。
女の顔で鳴く母親に興奮したのか、胎内のペニスが膨れ上がって破裂する。
「で、出るよ、アァ、あ……」
 息子が私の腰をつかみ、押さえつけるようにして体を沈めさせた。
根元まで挿入された怒張が、胎内の最深部で精液を噴きあげる。
「あぁぁ、熱い――」
 子宮に密着した状態で射精を浴びせられ、私の意識は真っ白に霞んだ。
射精している最中もピストンはとまらず、放出を終えても休むことなく動き続ける。
(イキながら動いて、そのまま続けられるなんて……こんなに何度もされていたら、私まで……)
 夫とは比べ物にならない絶倫ぶりに気圧され、流され、翻弄されてしまう。
揺らぐ乳房を鷲づかみにされ、私は絶叫して腰をくねらせた。
 揉み潰された乳頭から快感の電流が走り、意識を寸断する。理性の働く余裕を失った母親の肉体が、我が子の抽送によって追い詰められていく。
「だ。だめ、イッちゃう。母さん、イッちゃうわ……」
「いいよ。一緒に――どこまでも、一緒だから」
 我が子の言葉は、どこまでも優しく、たのもしく、私の脳裏に響いた。
イカされたい・・・征服されたい・・・依存したい・・・
 実の息子を相手に女の本能を働かせ、私はオルガスムスに達した。
「あぁぁ、いく! あ、アァァァ……」
「母さん、僕も……」
 後を追って、我が子も胎内で弾け散る。同時に迎えた絶頂の至福のなかで、母と子の心も一つに融け合っていく。
 精液と愛液でぬかるんだ母胎が、我が子のペニスをうっとりと締め付けた。