キーワード 連れ子
きよみつも母親取られたと見た。

卍に育てられ女の味を知り欲望の赴くまま
指示通りに動いてはいるが、心の奥底にある
ねとった男(卍？)と自分を捨てた母への恨みは決して忘れてはいない。

我が子よりも男との情欲に溺れる…所詮ケダモノ
唯子も母と同じ牝豚…卍に堕とされる姿を見ても
性欲以外なんの感情もわかなかったきよみつであったが、
唯子の胸の中で感じる懐かしい母性に、彼は傷つき凍てついた心が
少しずつ溶けだすのを感じた。

母親を取られる苦しみ…誰よりもそのことを知ってるきよみつは、
暁人に唯子の居場所を…
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