感想
固めの作家のエロ転生、もといエロ転向シリーズ。経営難と幼なじみメイドの攻略という二本路線の物語。
挿絵は「ぴょん吉」 カラーにもモノクロにも強く、アヘ顔に汁多めと良い物件。挿絵買いならまず満足出来るだろう。

展開は、突如として黒字倒産の危機に陥った商店の一大事と、鉄面皮の幼なじみメイドとのH。
あれこれと金策を進める一方、メイドとの情事が挟まるという構成。
着眼点は面白いとは思うが…後述。

Hとしては感度多めでスタンダード。触手下着やサブのつまみ食いなども。
全体的にアヘ顔や汁気が多いので、これが好みなら大きくプラス。
挿絵との相性もいいので、これ一点のみならば目的は達成出来ているだろう。

さて難点。
黒字倒産の商会という舞台の発想はいいとしても、あれこれ苦心した結果も解決には足らず、
結局投資家を口説き落とした融資で乗り切ったという地味〜な展開。普段からパトロンを捕まえておきましょうということなのだろうか…
Hとしてもメインに触手責めは良いパートであるが、サブヒロインとのHは一回ずつのみ。明らかにシナリオ文量の割を食っている。
メインも既に関係済みということで破瓜などはなく、他二人も最初から感じまくりとおざなり。ハーレムHなども無い。

総じるとエロ転向としては文章も上手く、シナリオ重視としては○。
だがエロラノベの永遠の命題として、シナリオを重視するかエロを重視するかでは…エロ重視の方が受けがいいと言わざるを得ないのである。

どーでもいいが、今期戦隊のレギュラーに同名のキャラ(男)がいるのでそいつの顔がチラついて仕方ない。