特典
メロンでSSリーフレット 後日談でバレンタインの準備をするリセリナ
自分をデコレートしてプレゼント、おっぱい愛撫で終了

感想
今回は今までとガラっと作風を変えて現代舞台・ちょっと不思議ヒロインのおとなしい物語。
挿絵は銀盤カレイドスコープなどの「鈴平ひろ」 カラーはうまいしモノクロも漫画調で安定。だが……

さて展開は、エルフの生徒会長につっかかる主人公と、実は内心惚れてるヒロインのすれ違い…と見せかけた率直ストーリー。
元ネタ要素として「お可愛いことで」ならぬ「愛いやつ」と言ってみたり、かき回し役の書記を置いてみたり。
低めだが山場もあり、異世界設定も活用してなくもない。日常描写が多いのもポイントか。

Hとしては素直。クンニが少々ある程度で実にスタンダード。ユズハとの二股プレイも遅め。
終盤に3Pがあるもののかなり薄く、それよりもなぜか前半のマッサージプレイの方が描写が濃い。なんでやねん。

さて難点。全体的に薄味。
確か過去にエルフの留学生が田舎のお嬢様レベルで異世界感皆無であったという作品を酷評したことがあったが、
それに毛が生えた程度というのが妥当なところ。
日常描写を描くのを挑戦しているようだが、その基本が某告らせたいパロディで台無し。
日常を増やした結果、エロが割りを食うという宿命的反作用もしっかり出てしまっている。
中盤ではクンニ→中断、パイズリ射精→中断と本番無しパートもあり、どうにもスッキリしない。
トドメに挿絵までもが薄味。着衣Hばかりで胸が露出しているのがパイズリシーンのみ。そんなに不得意でもあるまいに。

総じるとがらっと作風を変えた結果、平凡なものに落ち着いてしまった感じ。
どう見積もっても真横にソレ系スペシャリストがいるのではいくらなんでも分が悪い。