彼はさらに、両腕をねじって両サイドに鞭打ちました。
緊張のさざ波はワイヤーを形成し、ジャンクヤードドックと天井の柱に到達し絡まり、
そして、それから彼を上方へ吊り上げました。
ジャンクヤードドックの両足が宙に浮き、振り子の重し状態になった彼は
フェリックスを通り過ぎて、ゆっくり壁の中へ向かって出航しました。
吊り上げられたJYDが壁にぶつかるのを確認せず、フェリックスは飛び出しました。

その代わりに、彼は巨大な緑色の風船に向かって一目散に走りました。

やがて球体に到達すると、彼の指がそれに触れ、
彼はそれが単なる重合した物質である事、彼の身体には、
纏わりつくことがなかった事、それらの事柄から、
まさに今、彼の超能力を与えてくれた同じ材料である事を発見しました。
彼はそれをスーパーパワーで解き放って破壊しようとしました。
しかし、彼は、全く、できませんでした。
今のフェリックスには、彼がそれを破壊することができなかったのかどうか、
あるいは、何か他の原因があるのか、どうかさえ知りませんでした。

しかし、彼が周りを見回したとき、声が、この泡の中から聞こえました。